パソコンが起動しない、しかしリカバリーディスクを作ってなかった!

これってよくある事だと思います。
人って困らないと行動できない生き物なので、トラブルが起こる前にリカバリーディスクを作っている人は過去に何度かトラブルに見舞われて懲りている人ではないでしょうか?
リカバリーディスクを作ってない状態でリカバリーの必要が生じた事例で、私がどのように修理をしたかを説明します。

修理対象PC: 東芝DYNABOOK
OS: WINDOWS8
故障状況: ユーザーパスワード入力の画面まではいくが、そこから先に進めない
WINDOWS8に搭載されている "PCのリフレッシュ" という操作を行ってみると、HDDの障害を示すコードが表示される

まず必要な(失いたくない)データを抜き出すために本体からHDDドライブを外します。
それを別のパソコンに接続してアクセスしてみると、必要なデータ領域は正常に読み取る事ができました。
一般にHDD障害という場合でも、領域全体が一切読み取れないという事例はさほど多くなく、部分的に情報の読み書きができなくなっている場合がほとんどです。
しかし、取り外したHDDを調査した結果、やはり部分的に損傷があり交換が必要と判断しました。
そのため同じ規格のドライブを用意して取り付けました。

次に必要なのがリカバリーメディアです。
DVDでブート(起動)させた後、画面に表示されるメニューに沿って操作すればリカバリーが完了するのですが、今回はそれがありません。
別途購入する事もできますが、なるべくコストをかけずに修理したかったので、試しにこんな事をしてみました。
それは、取り外したHDDを他のパソコンに接続し、リカバリーメディアを作成用ソフトを起動させるという方法です。

早速試したところ、ソフトウェア自体は正常に動作しているようでしたが、"メディア構成" 欄に "USBフラッシュ" としか表示されません。
リカバリーメディア作成ソフトが DVDドライブを無効に変更しているようです。
リカバリー1
推測ですが、DynaBook本体以外で実行できないように東芝側で制限を加えているようです。
それでも リカバリー用USBメモリの作成はできましたので、それを使ってリカバリーを完了させる事ができました。
修理PC 東芝 DynaBookのリカバリーメディア作成ソフトを搭載されていた以外のパソコンで起動させると、動作はするがDVDドライブを選択する事ができないため USBフラッシュメモリのリカバリーメディアを作成して作業する必要がある。
その方法であれば、他のPCを使ってリカバリーメディアの作成は可能。