何年生だったか覚えていないが、私が小学生の時、親に頼んで 月刊の雑誌を毎月買ってもらっていた。
その雑誌には毎号テーマがあり、簡単な科学実験ができる付録がついていた。
かすかな記憶だが、その月の号は水圧がテーマになっていて、注射器のような形の容器の先に細いホースをつないで 水圧で水車を回すといったようなものだったと思う。

ホースの先端には径を細くして通過する水の量を変える事ができる部品を差し込む構造になっていた。
私はこの付録を組み立て終わると、本体を持ってクルクルと振り回した。
すると先端に差し込んであった部品が外れで数メートル先の草むら付近に飛んで行った。
全く予期しない事だった。

私は飛んでいったであろう周辺を何度も探したが見つらなかった。
その後1週間くらいの間だろうか、それが気になって何度も探したが結局見つからなった。
とても小さな出来事だけど、40年以上も経った今でも時々思い出す子どもの頃の思い出の一こま。