高校の同級生から久し振りに電話がかかってきた。
久しく会っていない相手である。

今日時間取れる? 久しぶりなんで情報交換したいんだけど・・ というお誘いの電話だった。
一般的に数年〜十数年ぶりに電話がかかってくる時は、多くの場合は以下のいずれかに該当する用件の場合が多い。

マルチ商法の勧誘
カルト宗教の勧誘
政治・選挙がらみ
借金・寄付の申し込み
その他高額商品の勧誘(保険、車、不動産、宝石など)

電話があった時に怪しい感じはしたのだが、真意が気になったのでお誘いに応じて指定されたファミレスに行ってみた。
相手は後輩と称する男性と共に二人で来ていた。
着席するなり、久し振りである事を強調する世間話が始まる。
後輩と称する男性はこちらを妙に持ち上げる内容の話しをしてくる。
その後、同級生のカバンから何かの組織が発行する冊子がでてきた。
私に進呈するという。
案の定、今回はカルトの勧誘だった。

後輩なる人物から話にでた、その仏教系を装った新興宗教の名前は聞いたことはなかったのだが、WEBで調べてみると、出るわ出るわ、○○会被害の実態 とか ○○会のウソを暴く などのサイトが続々とヒットした。
ネットの情報なのでもちろんそのまま信じる訳ではないのだが、これだけ出るとやはり何らかのイカガワシイ団体であるのは確実なのだろう。

さして興味もないので、話が長くなる前にお茶代を置いて、そそくさと席を立って帰ってきた。
数百円と2時間が無駄になったという気がしないでもないが、最初に電話があった時に感じた怪しそうという直感が正しいかどうか という結論を知る事ができたので元はとれたのかな?
些細な出来事だが世の中の一端を知るきっかけになったと感じた一件だった。