パソコンサポート業務を行う中で、お客様からさまざまな質問の受けますが、その代表的なものにアップデートがあります。
画面の右下に更新のメッセージが表示されることがあるが、これを実行するべきなのかどうか分からない という内容です。

アップデート(更新)のメッセージは主にWINDOWS本体やADOBE(アドビ社)の無料ソフトウェアの更新が発生した場合に表示されます。
更新を行うかどうかの説明の前に更新に関して説明します。

(ソフトウェアの)更新とは、製品の発売後に発見された問題点に対応する、利用者の要望を反映させた改良を加える などの目的でパソコンにインストールされているソフトウェア製品に対して修正を加える事です。

最近のパソコン用ソフトウェアは高度に複雑なものですので、リリース(出荷)前に十分な試験を行ってはいるものの、全く問題ない状態で出荷するのが難しく、パソコンが特定の条件になった場合には意図した通り動作しないなどの問題を含んでいる事が発見させる場合があります。
これをネットを通じて改善するのがアップデートです。

アップデートする場合は、これから何のソフトをアップデートするのか を理解する必要があります。
なぜなら、最近はアップデート処理の際、意図しないソフトが勝手に送りこまれてしまう場合があるからです。
(画像参照)flash_update

これは、マカフィーという、主にセキュリティ関連製品を開発している企業がアドビ社と提携して自社製品を普及させるために行っているもので、アップデート画面をよく確認しないと、欲しくないソフトのサンプルがインストールされてしまいます。

実はこのアドビ社製品のアップデートは必須とも言えるものです。
なぜなら、アドビ社製品の不備を突いて侵入してくる不正なソフトが確認されているからです。
一度侵入されるとかなり面倒な事になります。
WINDOWSもアプリケーションも、パソコンを安全かつ確実に使用するには定期的な更新は欠かせないものと考えて下さい。