最近気になったニュース。
ペニーオークションの運営者が、一般の参加者が決して落札できないようなしくみを構築して参加費用をだまし取ったとして逮捕された事件で、グラビア出身のアイドルなどが自身の運営するブログにそのオークションに参加して電化製品を格安で落札したという虚偽の記事を掲載していたと報道された。
芸能人というと年収数千万というイメージがるので30万円くらいでそんな事をするものなのかという素朴な疑問も感じつつ、この事件はインターネットを利用する上で注意しなければならない多くの要素を含んでいると思っている。
1つめとして、どのようなものか分からないオークションに安易に参加してはならないという事だ。
ペニーオークションというのはヤフーや楽天が運営する本来の競売とは全く異なり、入札の都度費用が発生するというしくみになっている。
今回はロボット(自動入札ソフト)が一般参加者の入札後に必ず応札するという仕組みを組み込んでいて、疲れる事も眠る事もない機械が開催中の全てのオークションに自動入札していたという。
ただ、仮にロボットを組み込まなかったとしても、運営者側の人間が入札費用ナシで無限に応札する事だってできる訳で、そもそもこんな欠陥のあるサイトを一般に利用させる事自体がいかにもいかがわしい。
数年前、このペニーオークションという形式が出始めの頃、1,000ポイントプレゼントという企画があり、私も1,000円分持って参加した事がある。
しかし数回入札した段階でソフトが自動入札している事がはっきりと分かったので、それ以来こういったサイトにはアクセスしていない。
2つめとして、芸能人のブログの危険性である。
とにかく芸能人という存在は集客力がある。
ある女性芸能人のブログに4,000以上のコメントがついているのを見た事があるが、それだけ集客力があるメディアを企業が見逃すはずもなく、頻繁にマーケティングに使われている。
特に広告という体裁をとらずに記事の中に広告を入れる、いわゆる"ステルスマーケティング"という手法が多く用いられているのが特徴と言えるだろう。
誰が書いているかも判らない記事を本気にして大金を失ってしまった人もいたようだが、そんなものを信用する事それ自体がすでに間違いなのだ。
3つめとして、ネット上には多くの"いかがわしい" サイトや情報が無数にあるので、うまく利用するにはそれを見抜く目が必要だという事。
以前、別の記事でも書いた事があるが、数年前まで副業斡旋詐欺というのがネット上に横行していた。
副業を斡旋する企業が販売用ホームページを作成し、かつ格安で商品も卸し、会員はそれに利益を乗せてサイトで販売し、注文が入れば斡旋業者が商品を直送するのでショップオーナー(会員)は1日30分程度の作業だけでOKと説明をしていた。
もちろんこれは全くの虚偽であり、摘発されたある業者は販売する商品を調達するルートさえ持っていなかったという。
この副業以外にも競馬予想、ロト6、パチンコ攻略、株式投資など人間の欲望をかきたてるありとあらゆる詐欺的手法がはびこっている。
さらに面倒なのが、これらの手法が当局から摘発されにくいという事である。
上記の副業詐欺も、私が知る限りにおいて登場し始めてから摘発(行政から営業停止)されるまでに約3年かかっている。
しかもあくまで営業停止であり、逮捕ではない。
競馬予想なども同じなのだろう。
例えば、あなたが旅行で初めて訪れた街でお酒を飲もうと思ったとして、全く聞いた事もないお店には入らないはずだ。
自分の住む街にもある店なら安心できるだろう。
ネット上も全く同じ。
特にネット初心者の場合、ネット上には"うまい話" が転がっていると勘違いしてしまうようだが、"うまい話はどこにもない" これは古今東西共通の原則である。
ペニーオークションの運営者が、一般の参加者が決して落札できないようなしくみを構築して参加費用をだまし取ったとして逮捕された事件で、グラビア出身のアイドルなどが自身の運営するブログにそのオークションに参加して電化製品を格安で落札したという虚偽の記事を掲載していたと報道された。
芸能人というと年収数千万というイメージがるので30万円くらいでそんな事をするものなのかという素朴な疑問も感じつつ、この事件はインターネットを利用する上で注意しなければならない多くの要素を含んでいると思っている。
1つめとして、どのようなものか分からないオークションに安易に参加してはならないという事だ。
ペニーオークションというのはヤフーや楽天が運営する本来の競売とは全く異なり、入札の都度費用が発生するというしくみになっている。
今回はロボット(自動入札ソフト)が一般参加者の入札後に必ず応札するという仕組みを組み込んでいて、疲れる事も眠る事もない機械が開催中の全てのオークションに自動入札していたという。
ただ、仮にロボットを組み込まなかったとしても、運営者側の人間が入札費用ナシで無限に応札する事だってできる訳で、そもそもこんな欠陥のあるサイトを一般に利用させる事自体がいかにもいかがわしい。
数年前、このペニーオークションという形式が出始めの頃、1,000ポイントプレゼントという企画があり、私も1,000円分持って参加した事がある。
しかし数回入札した段階でソフトが自動入札している事がはっきりと分かったので、それ以来こういったサイトにはアクセスしていない。
2つめとして、芸能人のブログの危険性である。
とにかく芸能人という存在は集客力がある。
ある女性芸能人のブログに4,000以上のコメントがついているのを見た事があるが、それだけ集客力があるメディアを企業が見逃すはずもなく、頻繁にマーケティングに使われている。
特に広告という体裁をとらずに記事の中に広告を入れる、いわゆる"ステルスマーケティング"という手法が多く用いられているのが特徴と言えるだろう。
誰が書いているかも判らない記事を本気にして大金を失ってしまった人もいたようだが、そんなものを信用する事それ自体がすでに間違いなのだ。
3つめとして、ネット上には多くの"いかがわしい" サイトや情報が無数にあるので、うまく利用するにはそれを見抜く目が必要だという事。
以前、別の記事でも書いた事があるが、数年前まで副業斡旋詐欺というのがネット上に横行していた。
副業を斡旋する企業が販売用ホームページを作成し、かつ格安で商品も卸し、会員はそれに利益を乗せてサイトで販売し、注文が入れば斡旋業者が商品を直送するのでショップオーナー(会員)は1日30分程度の作業だけでOKと説明をしていた。
もちろんこれは全くの虚偽であり、摘発されたある業者は販売する商品を調達するルートさえ持っていなかったという。
この副業以外にも競馬予想、ロト6、パチンコ攻略、株式投資など人間の欲望をかきたてるありとあらゆる詐欺的手法がはびこっている。
さらに面倒なのが、これらの手法が当局から摘発されにくいという事である。
上記の副業詐欺も、私が知る限りにおいて登場し始めてから摘発(行政から営業停止)されるまでに約3年かかっている。
しかもあくまで営業停止であり、逮捕ではない。
競馬予想なども同じなのだろう。
例えば、あなたが旅行で初めて訪れた街でお酒を飲もうと思ったとして、全く聞いた事もないお店には入らないはずだ。
自分の住む街にもある店なら安心できるだろう。
ネット上も全く同じ。
特にネット初心者の場合、ネット上には"うまい話" が転がっていると勘違いしてしまうようだが、"うまい話はどこにもない" これは古今東西共通の原則である。