NTTのフレッツ光は複数の世帯で共用できる事をご存知の方はそれほど多くないと思います。
共用というのは1回線(1契約)を2世帯以上で同時に利用するという事です。

この理屈は簡単です。
フレッツ光を利用する場合、ほとんどの場合ルーターという通信機器を接続します。
ルーターには信号を分岐するハブという機能がついています。
このハブにLANケーブルを接続すればフレッツ1回線に複数のパソコンを接続する事が可能になります。
ハブに接続したLANケーブルの1本を別の世帯まで引いていけばそれで共用可能となります。

この場合、2世帯住宅なら壁の中を配線するだけで使えますし、条件が良ければ無線LANでも共用できる場合もあります。
同じ敷地内に2棟建っている場合、一度ケーブルを建物の外に出して、それを別の棟に再度引き込むといった作業が必要になります。建物の構造にもよりますが、これは比較的簡単な工事です。
しかしながら経費の節約効果は非常に大きいです。

フレッツ光は電話も2回線(2番号)分使えます。
(実際にはもっと使えますが話の都合上省略します)
それぞれの世帯で電話(加入電話)とインターネットの両方を使う場合、共用せずに別々に引いた場合、回線利用料(機器のレンタルなど含む)が約7,000円、ひかり電話の基本料金が約500円(通話料別)、その他にプロバイダ契約が必要です。
総額で税込8,500円〜9,000円といったところでしょうか?

これをが1年支払えば約10万円になります。
言うまでもありませんが、1回線を共用すればこの10万円(100,000円)がそっくり節約できる事になります。
これは小さな金額ではないはすです。
年間10万円節約したいなら、検討の価値はありそうです。

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