読者の皆さま、2012年が穏やかな天気で始まりました。
今年もよろしくお願いします。
年頭にあたり、今年の業界予測をしてみようと思います。

情報通信に関しては言うまでもありませんが、今年もより高速化、そして低価格化が進む事になります。
2011年に、ソフトバンクが超高速で通信できるWiFiの提供を開始すると発表しています。
私がソフトバンクショップ店頭で確認した限りでは、正確な開始時期は未定ながら、現在のパケット通信の上限程度の金額で提供する予定で、iPhone/iPadで利用する場合、通信にてOSをアップデートするだけよいとの事でした。

発表では最大110Mbpsとの事なので、あくまで理論上ですが現在のBフレッツの速度を上回る速度です。
これが地方都市でも安定して使えるようになれば、比較的料金の高いNTTの光回線を敬遠する利用者が大幅に増えるのではないかと予測されます。
もちろんそうなればNTTも料金を下げて、現在よりも利用しやすいプランを出してくるものと思われます。
こういった展開で利用者にとってより回線の選択肢が広がる事が予想されます。

次にパソコン関連です。
こちらもより高速化、そして低価格化の方向に進む事は疑いの余地はないでしょう。
2011年にテレビ放送が完全デジタル化されました。
これに伴って、パソコンが家庭用AV機器の役割を兼ねるという傾向がより強くなってくるはずで、テレビチューナーが搭載されていたり、大量のアプリケーションが入っている家庭向けのモデルと、そういった余分な機能を排したビジネス向けモデルがより明確に区別されるようになっていくと考えます。

スマートフォンやタブレット型端末の普及が大幅に進むのも間違いないでしょう。
電力不足はこれから先も相当期間続くので、その面からも消費電力の少ない携帯型機器に人気が移行していく事になり、そしてその利便性に着目した新しいビジネスが次々と登場する事になるはずです。
つまりスマホやタブレットの機能を活用した画期的なサービスを提供できれば、大きなビジネスにつながるという事になります。

日本は今年は震災復興をさらに進める1年になります。
こういった情報機器を最大限活用させてその目的に貢献できれば素晴らしい事であり、私自身もそのために何ができるかを考えながら日々活動していきたいと思っています。