先日、仕事を終えて帰ろうかという夕方の時間帯に事務所の電話が鳴った。
東京都内の市外局番の見慣れない番号である。
でてみると、これまた聞きなれないWEBサイトの名前を告げられた。
自社のサイト内に経営者インタビューという企画があり、ぜひ貴社を取材させていただきたいというものだった。
(この段階では芸能人という言葉は一切登場していない)
その人物は、電話を使った営業を日常的に行っていると思わせる口ぶりでこちらを持ち上げてくる。
創業してからそれなりの期間継続していたり、長くこの業界にいるのであれば相当な知識やノウハウがあるのでしょうなどとおだてている。
こちらがどういったビジネスを行っているのか詳しく知らないであろうし、果たして記事にする価値があるかも分からないのにである。
このような電話営業でよく用いられるのが、最初は目的を告げずに相手を褒めたり親しく話をする中でいい気分にさせ、警戒心を解くという手法である。
今回も全くこれと同じパターンの話の展開だった。
おかげで話を聞きはじめて1分もしない内に電話をかけてきた目的を察する事ができた。
このビジネスモデルは次の通りだ。
・検索やブログの評判などを利用して個人経営の事務所やベンチャー企業などピックアップ。
・電話やメールを使ってその経営者に連絡、上記のパターンで相手をおだててその気にさせる。
・人気が落ちて仕事がほとんどなくなったような(元)芸能人を派遣して対談している写真を撮影。
・その内容を自社のサイトに掲載、相手からはそれを2次利用する際の肖像権などの料金と称して毎月料金を受け取る。
ウェブに限らず、紙媒体でもこの記事風広告という手法は多く用いられていて、起業家向けの雑誌で成功体験などと銘打ってやはり(元)芸能人との対談が記事になっているのを見かけるが、ほとんどの場合は取材される側が費用を支払っている。
どこかのサイトに掲載されていたが、このような媒体に掲載される人物は派手好きで自己顕示欲が強い傾向にあるため、載った後で他の広告媒体からも格好のターゲットにされるという。
私に電話をかけてきた企業が運営しているサイトに掲載されているインタビューを受けた経営者たちは、誇らしげな顔に満面の笑みを浮かべているが、こんな企画に踊られているようでは経営者としての格も知れているというものだ。
掲載された時点ですでにその企業の先行きに暗雲が垂れこめている事に果たして気付いているのだろうか。
東京都内の市外局番の見慣れない番号である。
でてみると、これまた聞きなれないWEBサイトの名前を告げられた。
自社のサイト内に経営者インタビューという企画があり、ぜひ貴社を取材させていただきたいというものだった。
(この段階では芸能人という言葉は一切登場していない)
その人物は、電話を使った営業を日常的に行っていると思わせる口ぶりでこちらを持ち上げてくる。
創業してからそれなりの期間継続していたり、長くこの業界にいるのであれば相当な知識やノウハウがあるのでしょうなどとおだてている。
こちらがどういったビジネスを行っているのか詳しく知らないであろうし、果たして記事にする価値があるかも分からないのにである。
このような電話営業でよく用いられるのが、最初は目的を告げずに相手を褒めたり親しく話をする中でいい気分にさせ、警戒心を解くという手法である。
今回も全くこれと同じパターンの話の展開だった。
おかげで話を聞きはじめて1分もしない内に電話をかけてきた目的を察する事ができた。
このビジネスモデルは次の通りだ。
・検索やブログの評判などを利用して個人経営の事務所やベンチャー企業などピックアップ。
・電話やメールを使ってその経営者に連絡、上記のパターンで相手をおだててその気にさせる。
・人気が落ちて仕事がほとんどなくなったような(元)芸能人を派遣して対談している写真を撮影。
・その内容を自社のサイトに掲載、相手からはそれを2次利用する際の肖像権などの料金と称して毎月料金を受け取る。
ウェブに限らず、紙媒体でもこの記事風広告という手法は多く用いられていて、起業家向けの雑誌で成功体験などと銘打ってやはり(元)芸能人との対談が記事になっているのを見かけるが、ほとんどの場合は取材される側が費用を支払っている。
どこかのサイトに掲載されていたが、このような媒体に掲載される人物は派手好きで自己顕示欲が強い傾向にあるため、載った後で他の広告媒体からも格好のターゲットにされるという。
私に電話をかけてきた企業が運営しているサイトに掲載されているインタビューを受けた経営者たちは、誇らしげな顔に満面の笑みを浮かべているが、こんな企画に踊られているようでは経営者としての格も知れているというものだ。
掲載された時点ですでにその企業の先行きに暗雲が垂れこめている事に果たして気付いているのだろうか。