先日読んだ本に、とても腑に落ちる記述があったのでこの記事で紹介したい。

人には誰しもコンフォートゾーンと呼ばれるものがある。
コンフォートゾーンとはその名前の通り、その人が快適で居心地が良いとに感じる領域や行動の事だ。
一方でリスクは恐怖や不安を感じる領域の事である。

このコンフォートゾーンとリスクは相関関係にあって、いわば前者が目玉焼きの黄身、後者が白身に該当する。
黄身、つまりコンフォートゾーンが大きくなれば白身、すなわちリスクが小さくなる。

ビジネスに限らず人生全般で成功している人は、このコンフォートゾーンが大きく、そうでない人は小さいのだ。
前述した通りコンフォートゾーンが大きいという事は、痛みや恐怖を感じる領域が小さいという事であり、何か新しい事を試してみる場合でもそれだけ選択肢が広がる。
選択肢が広がれば当然チャンスもそれだけ広がる事になる。

新しい結果を得るには新しい行動を起こす以外にないのだが、行動を起こす時の最大の障害は恐怖心である。
その人にとって恐怖を感じる範囲が小さければ躊躇せずに行動につながり、そしてそれが結果につながるという事になる。

結果の中には良い(期待した)結果もあるし、そうでない結果もあるだろう。
でもコンフォートゾーンが広ければ期待はずれの結果も気にならないはずだし、今回のその方法では思ったような結果につながらない事が分かればその次はやり方を変えればいい。

ではコンフォートゾーンを広げるにはどうすればいいかという事になるのだが、これは少しずつ恐怖心を克服しながら広げていくしかない。
当初は怖くて前に進めないように感じるかもしれないが、慣れればそれほでもないという事に気づくはずだ。

現時点で狭い事が問題なのではなく、自分のコンフォートゾーンが狭い事に気づかないのが最大の問題なのだ。
それが成長につながるリスクなら積極的に負って、コンフォートゾーンを拡張していきたいものだと思っている。