この記事のタイトルを読んで何かいかがわしい印象を持たれた人がいるかもしれないが、私の顧客の方に現実に起きた事である。

患者当人は高齢の女性。
大腸ガンが発症し、年齢的に手術も出来ないし副作用の大きい抗がん剤の投薬治療も難しい。
大腸ガンのため食事で栄養を摂取する事ができず、点滴などで補給してきたが体はやせ細り、年齢的に考えてもさすがにこれはダメだろうという事で家族も半ばあきらめ、自宅に来客が増える事態に備えて部屋をきれいに片づけたりしていた。

一方でこの家庭は孫夫妻が有用微生物を使った有機農法を行っており、その研究の中で腸の活性化に効果の高いドリンクがあるのを知っていて、これを患者に与えていた。
それが原因かどうかは正確には分からないが、そのうちにガンが完全に消えて体調も回復、退院して家に帰ってきたら部屋が妙にキレイになっていて驚いたという話だ。

この例に限らず、これまでも植物や微生物、キノコなどの原料に由来する食品によってガンが消えたという報告は無数にある。
また新聞・雑誌の広告などで薬事法違反スレスレの表現で実にさまざまな製品が売られている。

それらの報告に関しては嘘ではなく、事実だと思う。
しかし、それらの食品が直接ガンに作用している訳ではなく、人間の免疫力を高める作用をしているに過ぎないのではないかと推測される。
全ての病気の原因は免疫力の低下であり、逆にこれを最大限に高めれば病気とは縁がない生活を送る事ができる事になるのだ。

今回の大腸がんが消えた女性の例で言えば、その微生物由来の食品が体に良い作用をもたらしたのは事実だろうが、それだけでは末期がんが完治するだけの効果は得られなかったと思われる。
この家庭の家族同志の絆の強さが免疫を高めたのではないかと私は考えている。
家族同志仲が悪く、お見舞いに一度も顔を出さないような家族だったらこういった結果を得る事はできなかっただろう。

当事者は現在100歳を超え、自宅近くの高齢者福祉施設で暮らしているという。