私はサポートの仕事で比較的広い範囲を車で移動する事が多いのだが、移動中にいつも感じる事がある。
それは、街中が常に変わり続けているという事。

年に数回くらいしか訪れない場所を訪問する場合などランドマークとなる店などで道を記憶している場合が多いが、確かここのコンビニを左に曲がると市営球場が見えてくるはずだ・・・と思って走っていてもその店がなく、しばらく行ってからおかしいと思い戻ってみると、さっきのクリーニング店がそのコンビニだった、という場合もしょっちゅうだ。

テナントの出入りも激しく、私がよく行く大型店の敷地内にあるテナントなど、2年続けば最長記録とも思えるほど頻繁に入れ替わっている。
このテナントは国道に面したショッピングセンターの広い駐車場の敷地内にあるため、そこの集客力を頼りにショップを始めてみようという人たちの目に留まりやすいようなのだが、その意に反して売上が伸びないというパターンがほとんどのようだ。
余談なのでまあそれはいい。

季節が移ろうように街の中も変わっていく、これはごく自然な事だと言える。
そう、世の中は新陳代謝しているのだ。
新陳代謝とは古くなったものを排除して常に新しい状態であり続ける事。
生き物はこれを行わない限り生き続ける事ができない。

世の中も同じ。
人間同士の関係も、企業間の関係も同様。
以前よく訪れていた場所に全く行かなくなるとこは誰しもあるはずだ。
だから友人が去って行ったとしても悲しむ事はない。
また新たに知り合いを作ればいい。

同様に心の新陳代謝も必要だろう。
心にある憎しみや悲しみなどの感情は全て古いものだ。
宇宙は空間を嫌うという。
それを捨てれば新たに別の感情が入ってくるはずだ。
そうやって今あるものを入れ替えていけば、日々あたらに過ごす事ができるだろう。