世の中にはナントカ商法と呼ばれる詐欺まがいのビジネスが多数存在している。
その中で比較的昔からあるのが内職商法と呼ばれるものだ。
内職商法と聞いて私が思い出すのは宛名書きだ。
恐らくもう30年以上前になるだろうか、当時時々購入していた雑誌の広告によくこれが掲載されていた。
明確には覚えていないが、自宅で宛名書きをして月3万〜5万円の収入が得られるというような内容だったと思う。
その時は特に疑問にも思わなかったが、後にこの内職の実態を聞いてとても驚いた。
私が聞いたのは、知り合いが実際にその内職に申し込んだという方からだ。
宛名書きというのは、あらかじめ名簿を渡されて その宛名を封筒とか葉書に書くようなイメージがあるが、実態は全く違っていた。
まず作業者はその会社からチラシや封筒を希望する分購入する。
そして同窓会名簿など自分でリストを用意して、DMを発送する。
そのチラシを見て実際に商品やサービスが購入された場合のみに報酬が支払われるというものだった。
商品の申込書には発送者を特定する記号が記入されていて、誰が送ったDMから反応があったのかがわかるようになっているという。
これとて内職者には商品が実際に購入されたかを知る術がないのであれば、その報酬が正しく支払われているかの判断のしようがない。
その次くらいに登場したのがワープロ詐欺だ。
ワープロを使って自宅で原稿の作成などをすれば収入になるという名目で、ワープロを購入させるというものだ。
仕事を依頼するには当社指定の機種でなければならないなどと言って、型遅れの機種を相場の5倍もの価格で買わせるという手口が横行した。
もちろん買ったが最後仕事の斡旋などあるはずもないし、あったとしても極めて低い単価で購入者があきらめるのを待つという結末を迎える事は想像に難くない。
その後もテープリライターとか医療事務などの仕事を依頼するという事をエサに通信教育の教材を販売するという内容の内職商法が流行した。
こういった流れの中で最近被害者が多く出てしまっているのがドロップシッピング詐欺と呼ばれるものだ。
ドロップシッピング(以下DSと呼ぶ)とは問屋直送という意味の販売形態で、店舗にない商品を問屋に発注し、お客様宛に直送してもらうという家具などではよく使われる方法だ。
DS詐欺とは、DSP、つまりDSのサービスを提供する企業を装った詐欺集団が、DSショップを開設すればほとんど何もしなくても在宅で月数十万円の利益が出ますよなどと一般個人を誘い、ネットショップの作成料や契約料などと称して数十万円〜百万円以上ものお金を騙し取るというものだ。
特にこの時期、不況で仕事を失ったり収入が減って副業を探している人などが引っかかってしまっているらしい。
ショップを始めるのにあたって知っておかなければならない知識として、商品の流通という事がある。
商品を安く販売している代表的な業態としては家電量販店がある。
彼らは日本全国に店舗展開し、メーカーまたは問屋から大量の商品を購入する契約を結ぶ事であの販売価格を実現している。
DSを装っている会社の資本金を見ると高くても数百万円程度。
そういった会社が量販店よりも安い価格で商品を調達できるという事はまずあり得ない事だと考えるのが自然だ。
ネットショップを運営する上でもう一つ重要な事、それは信用という事だ。
これはネットに限らないが、人は価格だけで買い物をする訳ではない。
そのショップなり会社なりを信用してお金を支払うのだ。
私はこのDS詐欺まがい会社が作った(実際は外注だろう)というサイトにいくつもアクセスしてみたが、そのほとんどは運営者情報の中に個人名とその住所が掲載されているだけで電話番号も記載されていないし、カード決済もできないような見るからに怪しいものだった。
ゲーム機や薄型テレビといった数万円〜十数万円する買い物を、仮に相場より少し安かったとしても、電話連絡もできないようなサイトから購入しようとする人がいるとは思えない。
それを理解すれば、ショップのオーナーになれば何もしなくても毎月数十万円の利益が上がるという説明がウソである事は直ぐに分かるはずだ。
ビジネスとは自分自身で工夫を重ねながら顧客の信頼を得る行為であると思う。
であるなら、第三者に丸投げして自分が利益だけを得ようとするのはビジネスとは呼ばない。
読者の方が在宅ワークとか、あるいは今回のようなネットの副業などといった事を始めようと思うのであれば、まずは私に相談して欲しい。
それが行う価値があるものかについて第3社の立場からアドバイスをする事が出来ると思う。
その中で比較的昔からあるのが内職商法と呼ばれるものだ。
内職商法と聞いて私が思い出すのは宛名書きだ。
恐らくもう30年以上前になるだろうか、当時時々購入していた雑誌の広告によくこれが掲載されていた。
明確には覚えていないが、自宅で宛名書きをして月3万〜5万円の収入が得られるというような内容だったと思う。
その時は特に疑問にも思わなかったが、後にこの内職の実態を聞いてとても驚いた。
私が聞いたのは、知り合いが実際にその内職に申し込んだという方からだ。
宛名書きというのは、あらかじめ名簿を渡されて その宛名を封筒とか葉書に書くようなイメージがあるが、実態は全く違っていた。
まず作業者はその会社からチラシや封筒を希望する分購入する。
そして同窓会名簿など自分でリストを用意して、DMを発送する。
そのチラシを見て実際に商品やサービスが購入された場合のみに報酬が支払われるというものだった。
商品の申込書には発送者を特定する記号が記入されていて、誰が送ったDMから反応があったのかがわかるようになっているという。
これとて内職者には商品が実際に購入されたかを知る術がないのであれば、その報酬が正しく支払われているかの判断のしようがない。
その次くらいに登場したのがワープロ詐欺だ。
ワープロを使って自宅で原稿の作成などをすれば収入になるという名目で、ワープロを購入させるというものだ。
仕事を依頼するには当社指定の機種でなければならないなどと言って、型遅れの機種を相場の5倍もの価格で買わせるという手口が横行した。
もちろん買ったが最後仕事の斡旋などあるはずもないし、あったとしても極めて低い単価で購入者があきらめるのを待つという結末を迎える事は想像に難くない。
その後もテープリライターとか医療事務などの仕事を依頼するという事をエサに通信教育の教材を販売するという内容の内職商法が流行した。
こういった流れの中で最近被害者が多く出てしまっているのがドロップシッピング詐欺と呼ばれるものだ。
ドロップシッピング(以下DSと呼ぶ)とは問屋直送という意味の販売形態で、店舗にない商品を問屋に発注し、お客様宛に直送してもらうという家具などではよく使われる方法だ。
DS詐欺とは、DSP、つまりDSのサービスを提供する企業を装った詐欺集団が、DSショップを開設すればほとんど何もしなくても在宅で月数十万円の利益が出ますよなどと一般個人を誘い、ネットショップの作成料や契約料などと称して数十万円〜百万円以上ものお金を騙し取るというものだ。
特にこの時期、不況で仕事を失ったり収入が減って副業を探している人などが引っかかってしまっているらしい。
ショップを始めるのにあたって知っておかなければならない知識として、商品の流通という事がある。
商品を安く販売している代表的な業態としては家電量販店がある。
彼らは日本全国に店舗展開し、メーカーまたは問屋から大量の商品を購入する契約を結ぶ事であの販売価格を実現している。
DSを装っている会社の資本金を見ると高くても数百万円程度。
そういった会社が量販店よりも安い価格で商品を調達できるという事はまずあり得ない事だと考えるのが自然だ。
ネットショップを運営する上でもう一つ重要な事、それは信用という事だ。
これはネットに限らないが、人は価格だけで買い物をする訳ではない。
そのショップなり会社なりを信用してお金を支払うのだ。
私はこのDS詐欺まがい会社が作った(実際は外注だろう)というサイトにいくつもアクセスしてみたが、そのほとんどは運営者情報の中に個人名とその住所が掲載されているだけで電話番号も記載されていないし、カード決済もできないような見るからに怪しいものだった。
ゲーム機や薄型テレビといった数万円〜十数万円する買い物を、仮に相場より少し安かったとしても、電話連絡もできないようなサイトから購入しようとする人がいるとは思えない。
それを理解すれば、ショップのオーナーになれば何もしなくても毎月数十万円の利益が上がるという説明がウソである事は直ぐに分かるはずだ。
ビジネスとは自分自身で工夫を重ねながら顧客の信頼を得る行為であると思う。
であるなら、第三者に丸投げして自分が利益だけを得ようとするのはビジネスとは呼ばない。
読者の方が在宅ワークとか、あるいは今回のようなネットの副業などといった事を始めようと思うのであれば、まずは私に相談して欲しい。
それが行う価値があるものかについて第3社の立場からアドバイスをする事が出来ると思う。