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私は日常メインで使っているパソコンをVISTAに変えてから多くのトラブルに見舞われています。
今回は日常の使用で最も頻度が高いと思われる漢字変換についてです。

ビスタ搭載のパソコンを使っていて、漢字変換の際に異常に時間がかかるのが気になっている方がいるかもしれません。
異常な時間といっても、実質1〜2秒程度だと思いますが、漢字変換で2秒かかるというのはとてつもなく長い時間です。
特にこういったエッセイを書いている場合、文字を打ち込んでいくリズムがとても重要なのですが、それが妨害されるような感じかして思考が中断されてしまいます。

実はこれ、ビスタが原因というより Office2007で使われている漢字変換である OfficeIME2007が原因です。
OfficeIME2007に搭載されている予測変換など新しい機能の影響で変換に時間がかかるようになっているようです。

いろいろ調べてみましたが、結局OfficeIME2007の使用をあきらめ、ビスタ本体に搭載されているIME2007に入れ替えたら本来の変換スピードに回復する事ができました。
これ以外にも特定のプリンタが使えないとかファイルが削除できないとか細かなトラブルが続出しています。

マイクロソフトとしても、何か新しい機能を追加しなければ新製品としての価値が無いという事でいろいろ試みているのでしょうが、これではソフトを新しくした事が完全にマイナスになってしまっています。

私が使っているBUSINESSというグレードは普通に買うと35,000円もする製品です。
にも関わらずXPと比べて良くなった・使い易くなったと感じる部分がこれまでのところ全くありません。
しいて上げるとすると、固まるという状態にはなりにくくなっている気はします。
これではビスタが人気がないのも当然といえるでしょう。
マイクロソフトはすでにビスタに続くOS製品の開発を終了した事を発表しているので、ビスタは寿命の短い製品になるのが確実です。

私には、マイクロソフトがどこに向かおうとしているのかが全く分かりません。
企業として成長を続けなければならないのは当然ですが、現在パソコンOS製品の9割のシェアを持っている世界的な企業ですから、当然その顧客に対して使い易い製品を提供するという責務を持っているはずです。
マイクロソフトなら、これほどのハードウェア資源を要求せず、もっとシンプルで使いやすいOSを作る技術もノウハウもあると思うのですが、なぜこのVISTAのような製品を提供しているのか疑問です。
提供企業側からすれば、今回は新しい製品なので使っていく中で意見を出してもらいながら改善するという事なのかもしれません。
しかし、そういった不完全な製品なら高額で販売するべきではないはずです。
いずれにしろ、市場占有率が現在のまま続く限りMSには抵抗できない訳で、それだけに確実な製品の提供を望みます。