あなたはどのようなパソコンを使っていますか?

ここでいう "どのような" とは、具体的なメーカーや機種、あるいは搭載しているOSを指しているのではありません。

私は現在家庭や職場で使われているパソコンは、大きく3つに分類できると考えています。
これは私が勝手に考えているだけですから、一般的な見解とは異なるかもしれません。


1. いわゆる"大手電機メーカー"の製品

家電量販店やテレビショッピングなどで一般的に販売されているパソコンです。
ソニー、富士通、NEC,日立などのパソコンがこれに該当します。

2. メーカー直販。

どちらかというと家庭用というよりもビジネス用途に適した製品です。
代表的なところでは、エプソンダイレクト、デル、ヒューレットパッカードなどが販売しています。
上記の電機メーカーは、家電量販店などで販売しているものとは別に直販で別のモデルを販売している場合もあります。


3. 上記のどちらでもないパソコン。

ショップブランドや自作パソコンがこれに該当します。



それぞれの利点・欠点を考えてみます。


○メーカー製品のパソコン

利点:
家電量販店や通販などで売られているため購入しやすい。

欠点:
必要ないテレビチューナーや無駄なソフトが付いてくる。
専用部品などが多く使われているためにそのメーカーでないと修理できない場合がある。


○直販パソコン

利点:
一部の部品が選べるので、希望する性能に近いパソコンが入手できる。
無駄なソフトが入っていないため経済面で優れている。

欠点:
お店に展示されていないため、購入前に実物を確認するのが難しい。
慣れていないと購入手続きが煩雑


○自作パソコン(またはショップブランド)

利点:
全ての部品を自由に選べるため、ほぼ100%希望通りのパソコンが入手できる。

欠点:
部品の選択や組み立てにはそれなりの知識や技術が要求される。
パソコン全体としての保証がない。(ショップブランドはあり)


一般的に、パソコンをより使いこなすようになるにしたがってメーカー製から離れていく傾向にあると言えます。
特に最近のメーカー製パソコンは、テレビなのかDVDプレーヤーなのか分からないほど様々な映像・音楽機能が満載です。

パソコンにそういった機能を求めているなら買ってもいいと思いますが、テレビは別にあってパソコンをテレビ代わりには使わないという方ならメーカー製のパソコンはお勧めしません。
お勧めしないというより、勝手はいけないと言えます。

必要ない部品が搭載されているというだけでパソコンの起動時間が遅くなる原因にもなりますし、なによりもそれだけ無駄な機能にお金を払っている事になります。


ある程度使いこなしている方には、直販モデルをお勧めします。

それなりにパソコンを使いこなしてくると、それさえも不満が出てくるかもしれません。
その時は、自作パソコンをお勧めします。

プロ野球の選手が市販のグラブやバットを買って使う事がないのと同様、パソコンを使いこなしているプロが市販品をそのまま使う事はほとんどないのです。