見やすいウェブサイトの条件とはなんでしょうか。


先日、お客様からある相談を受けました。

そのお客様がお住まいの自治体の町長のホームページ(ウェブサイト)を作りたい。希望として、メインメニューの項目にマウスを乗せるとサブメニューが開くといった機能が欲しい。

というものでした。


それに対して私は以下のような趣旨の回答しました。

○○様
お問い合わせありがとうございます。
○○様がご希望されているような機能を持ったサイトを作るには、別途FLASHなどの市販ソフトを用意する必要があります。

また、そういった機能を持ったページは確かに見た目は良いのですが、見る側に意図した通りの動作を提供するにはプラグインという機能を追加するためのソフトが必要だったり、特定のブラウザが必要だったり、あるいはそういった機能のために動作が遅くなったりするなど、様々な制約がでてしまいます。

そして、何より大きな問題は、そういったページは視覚障害者が使う音声読み上げソフトが対応していない可能性があるという事です。

行政府の長が情報を発信するなら、古いパソコンや障害者といった情報弱者にも優しいページでなければならないと思います。

ウェブサイトを評価する一つの基準として、アクセシビリティという考え方があります。
アクセシビリティとはアクセスのしやすさという意味で使われる言葉で、
そのサイトが提供している情報にどれだけ簡単にたどりつけるかという事です。

先頭ページにアクセスするといきなり動画が再生されるような作りになっているウェブサイトがあります。
確かに見た目はきれいかもしれません。

しかし、それが特定の条件(パソコンのOSやブラウザ、プラグイン、回線速度など)下でしか正常動作しないのであれば、アクセシビリティの評価は低いものになってしまいます。

最近の検索エンジンは、順位決定にこのアクセシビリティの概念を採用
しているとも言われており、この考え方を軽視したウェブサイトは
上位表示も期待できなくなっています。

やはり特殊なソフトなどを使用しないで作ったシンプルな構成こそがアクセスしやすいサイトだと言えます。


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