首都圏の駅周辺などでコミック誌や週刊誌を並べて100円程度で売っているところをよく見かけますよね。

あのビジネス、いわゆる"ホームレス"や日雇いで仕事をしているような人たちが行っているようですが、彼らの収入は意外と高く、知り合いの中小企業診断士が本人たちに直接聞き取り調査をした結果では、月収60万円前後だったそうです。

ターミナル駅などでゴミ箱を探せば、その日に発売されたばかりで読み捨てられた雑誌がいくらでも入手できますからね。

商品原価はほぼゼロ、家賃や仲介者へのインセンティブなど販売管理費もほとんどかかりませんから極めて粗利率の高いビジネスであると言えます。

もっとも、このビジネスにもいくつの問題点があるように思います。

1. 駅のゴミ箱に捨てられた雑誌の所有権は誰にあるんだろう?
2. 駅周辺の公道上で許可なく商品の販売を行ってもいいんだろうか?
3. そもそも、彼らは申告を行って所得税を支払っているんだろうか?
4. 正規のルート以外で著作物を販売して利益を得る事は問題ないんだろうか?


こういった問題はあるにせよ、少なくとも現時点で彼らが成功しているのはアイディアに基づいて行動した結果ではないでしょうか?
行動すれば、かとえそれがどのようなものであれ、結果がついてきます。
得られた結果を検証して、次の行動に生かす事でさらに良い結果になります。
どんなビジネスでも、これが基本です。
基本を大切にする事がさらなる上達につながります。