このところの一連の不二家の不祥事報道はヒドすぎますね。

こうなると、もう社長が交代しようが会社としてどんな説明をしようが一度ついてしまった火を消すのは困難な状態になりました。
雪印の時と同じく、不二家の名前で洋菓子の販売を再開するのはもはや不可能でしょう。

このまま消滅するか、あるいは工場から何から全て他社に売却するという選択肢しかないのではないでしょうか?

自分達の方針によって招いた結果なので会社自体はどうなってもある意味でしかたないけど、カワイそうなのはフランチャイズとしてまじめに販売してきたお店です。

何の過ちや間違った行動もしていないのに突然営業ができなくなってしまったのだから、その苛立ちや焦りは相当なものでしょう。

中には親を引き継いで数十年も不二家のお店をやっている人もいるらしいですね。

ただ、フランチャイズというのは常にこのリスクを抱えた販売形態であり、契約先になにかトラブルがあればその影響をモロにかぶる事になるのは当初から分かっていたはずです。

自分自身のブランディングをせず、契約先のブランドに頼ってジビネスをしている事がいかに危うい事なのか を今回の事件は教えてくれています。