このところ遠方に出かける仕事が増えたので、以前のように毎週記事を書く事が難しくなってきてしまった。
そのためでもないのだが、日常的に気になった事などはツイッターに随時書き残しているのでそちらも参照して下さると嬉しい。
さて今回は子育てとビジネスについて書いてみたい。
我が家には今3歳の子供がいて、まさに子育ての真っ最中なのだが、子供を見ているとビジネスの参考になる事柄に出会う事が多いと感じる。
それは、子供は親が意図した通りの反応をしないという事であり、それは親、つまり大人と子供の感覚の違いからくるものだ。
例えば、我が家がよく出かける場所にぐんまこどもの国がある。
太田市にある県立の公園なのだが、ここは広い芝生広場に多くの遊具があり、また地形を利用したハイキングコースなども用意されていて、小さな子供が外で思い切り遊ぶのには適した場所だと思い連れていったという経緯がある。
親からすれば、冒険の砦やふわふわドームなどではしゃいで遊ぶのかと考えていたのだが、実際には子供は正面入り口を入った場所に設置されているからくり時計に強い興味を持ち、この時計が気になって遊具で楽しく遊ぶ事が難しいという状況になっている。
また、先日初めて東京に連れていった時の事。
クリスマスを控えた東京タワーは周辺をイルミネーションで飾られ、カップルを中心に混雑していた。
我々大人は、地方では見られない高層建築物を見せたかったのだが、子供にとってはそれよりも地面の上を移動するスポットライトの方が数段面白かったようで、ライトアップされたタワーそのものには一切関心がないかのように見向きもしなかった。
この親子の間にある"温度差"はビジネスを進める上で参考になる。
商品やサービスを提供する側が、これは素晴らしい製品なので発表すれば大きな反響があるはずだ と思い込んでいた商品が鳴かず飛ばずだったという事例は数知れない。
なにせ世の中に送りだされる商品やサービスの8割は失敗なのだ。
本当に顧客に支持される商品・サービスは大人側、つまりビジネスを行う側が独自で開発するものではなく、顧客の意見や要望が最優先で考慮されたものでなければならない事を意味する。
このブログで、以前の勤務先の企業が商品開発に失敗して廃業に追い込まれた事を時々書いているが、こうしてビジネスについて学べば学ぶほど当時の経営陣の無謀さが見えてくる。
子供目線で考えなければ子育てがうまくいかないのとまったく同様に、顧客目線で考えられていない商品やサービスが受け入れられるはずがないのだ。
これって極めて当然のようで実は見落としやすいワナでもあると思う。
そのためでもないのだが、日常的に気になった事などはツイッターに随時書き残しているのでそちらも参照して下さると嬉しい。
さて今回は子育てとビジネスについて書いてみたい。
我が家には今3歳の子供がいて、まさに子育ての真っ最中なのだが、子供を見ているとビジネスの参考になる事柄に出会う事が多いと感じる。
それは、子供は親が意図した通りの反応をしないという事であり、それは親、つまり大人と子供の感覚の違いからくるものだ。
例えば、我が家がよく出かける場所にぐんまこどもの国がある。
太田市にある県立の公園なのだが、ここは広い芝生広場に多くの遊具があり、また地形を利用したハイキングコースなども用意されていて、小さな子供が外で思い切り遊ぶのには適した場所だと思い連れていったという経緯がある。
親からすれば、冒険の砦やふわふわドームなどではしゃいで遊ぶのかと考えていたのだが、実際には子供は正面入り口を入った場所に設置されているからくり時計に強い興味を持ち、この時計が気になって遊具で楽しく遊ぶ事が難しいという状況になっている。
また、先日初めて東京に連れていった時の事。
クリスマスを控えた東京タワーは周辺をイルミネーションで飾られ、カップルを中心に混雑していた。
我々大人は、地方では見られない高層建築物を見せたかったのだが、子供にとってはそれよりも地面の上を移動するスポットライトの方が数段面白かったようで、ライトアップされたタワーそのものには一切関心がないかのように見向きもしなかった。
この親子の間にある"温度差"はビジネスを進める上で参考になる。
商品やサービスを提供する側が、これは素晴らしい製品なので発表すれば大きな反響があるはずだ と思い込んでいた商品が鳴かず飛ばずだったという事例は数知れない。
なにせ世の中に送りだされる商品やサービスの8割は失敗なのだ。
本当に顧客に支持される商品・サービスは大人側、つまりビジネスを行う側が独自で開発するものではなく、顧客の意見や要望が最優先で考慮されたものでなければならない事を意味する。
このブログで、以前の勤務先の企業が商品開発に失敗して廃業に追い込まれた事を時々書いているが、こうしてビジネスについて学べば学ぶほど当時の経営陣の無謀さが見えてくる。
子供目線で考えなければ子育てがうまくいかないのとまったく同様に、顧客目線で考えられていない商品やサービスが受け入れられるはずがないのだ。
これって極めて当然のようで実は見落としやすいワナでもあると思う。