ITコンサルタント オフィスハピネス

1999年からIT・パソコン機器の技術支援事業を行っています。 2023年で創業から24年を迎えます。 これまで10,000件以上の案件に対応してきました。 群馬県、埼玉県、栃木県なら訪問でのサポートを、それ以外はオンラインや遠隔操作にて問題解決しています。

群馬県でパソコン技術支援を行っている業者です。

個人及び20人以下の規模の企業・法人様を対象としてサービスを提供しています。

コンピュータ機器の導入・入替作業・修理やトラブル解決などが得意です。。

連絡先

TEL 0270-24-6253

携帯 090-8490-5606

後閑克己

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起動しなくなったパソコンからデータを救出する方法

この記事は業務でパソコンを使用していて、基本操作ができる方を対象に記述しています。
また、一般的なパソコン用語が理解でき、パソコンの基本的なしくみを理解している方を読者として想定しています。

それが業務であれ趣味であれ、パソコンをある程度の期間日常的に利用し続けている方なら必ず遭遇するのが"パソコンが起動しなくなる"というトラブルだと思います。
なぜならパソコンを起動させるための情報(ファイル)はハードディスクなどの機械的な部品に書き込まれているからです。
機械的な部品には寿命があり、使い続けている限りいつの日か必ず壊れます。

その"起動できなくなった"時、本体の中に記録されている見積書や提案書、あるいは現場で撮影した数千枚もの画像のバックアップがを取っていない場合、どうすればいいでしょうか?
専門業者を呼ぶという選択もありますが、遠方から来る場合、または技術者の都合がつかない場合などはすぐに対応してもらえませんし、都合がついたとしてもそれなりの費用がかかります。
パソコン内の資料を参考に今日中に見積書を提出しないとせっかくの商談が流れてしまう・・・そんな時、あなたならどうしますか?

こんな時、一つの方法として KNOPPIX というOS(オペレーティングシステム)を利用してパソコンを起動するという方法があります。
KNOPPIXはクノーピクスまたはノピックスと読み、Linux(リナックス)の一種です。
このKNOPPIXはインターネット上に無料で公開されていて、誰でも自由に利用する事ができます。
一例として以下のサイトがあります。
こちら

使い方は以下の通りです。
なお、今回はKNOPPIXをCDまたはDVDから起動させるため、この方法を使うには対象となるパソコンに光学ドライブが装備されている必要があります。

1. 利用したいKNOPPIXのファイル(iso形式)をダウンロードする。
2. 1でダウンロードしたファイルをCDまたはDVDにisoイメージで書き込む。

以上の2ステップで起動メディアが作れます。
後は作ったメディアを該当のパソコンに入れてそのメディアから起動させればOKです。
(DVDドライブからパソコンを起動させるにはBIOSで起動順位を変更する必要がある場合があります)
knoppix
KNOPPIXの起動画面はWindowsと似ているのでWindowsを使い慣れている人なら直感で使えると思います。
救出したいデータが記録されているドライブを開き、D&D(ドラッグ&ドロップ)操作でUSBフラッシュメモリなり外付HDDにコピーします。

なお、この方法はあくまでそのパソコンのデータ領域が正常であるという事が前提です。
データ領域が破壊されているなど正常に読み取れない場合はこの方法ではデータ救出を行う事はできません。
このような素晴らしいシステムが無料で使える事に感謝します。

悪徳な回線販売業者に注意

残念な事ですが、通信回線やプロバイダなどインターネット関連のサービスや機器を販売している企業の中には、悪徳と評価されてもしかたないやり方をしているところが少なくありません。
知識のない人たちを対象にした "インチキコンサルタント" 的な会社もあり、実際に私がサポートで訪問した中でも数多くのトラブル事案がありました。

回線を契約(切替)すればパソコンをプレゼントするという手法があります。
確かにパソコンは届きます。
しかし、それは前の持ち主が使わなくなって回収に出したものをタダ同然で引き取ったようなものであり、中にはディスプレイにタバコのヤニがべったりと付着していたものさえありました。
私は自分の経験から事務所などで業務で使われているパソコンの寿命は約6年ほどと考えていますが、プレゼントとして届いたパソコンは明らかにその期間を過ぎていて事実上のゴミ同然の代物でした。

また、ある事務所ではバックアップがあれば安心ですよと勧誘され、同じNTT東の回線を2重に契約していました。
確かにトラブルに備えて回線を2本引いておくという考え方は存在します。
しかし、その場合は別の企業が提供する回線を用意するのが常識です。
同一企業の回線の場合、その企業の通信設備に障害が発生した場合、2本とも使えなくなる可能性が高いからです。これではバックアップの意味が全くありません。

高齢の夫婦世帯でパソコンやスマートフォンを使っていないのに、電話で勧誘されたとの事で光回線を引いている家庭もありました。これなどは形を変えた振り込め詐欺といっても過言ではありません。

こういった被害に遭わないためには、それなりに知識のある信頼できる人に相談する事です。
普段からそういった人や会社を探しておく事をお勧めします。
電話を受けてもすぐに応じないで、本当に安くなるのか、切り替える事で条件が悪くなる事はないのか、慎重に検討する事が必要です。
そして、最終的に切り替えた方が有利になるという判断になった場合、その電話をかけてくる代理店ではなく、その提供会社に直接申し込む方が有利な場合がほとんどです。

ウィルス対策ソフトはどれがいいの?

パソコンサポートの仕事でお客様対応をしている中で、ウイルス対策(セキュリティ)ソフトはどれがいいのかという相談をよく受けます。
この質問について私の見解を述べておきます。

物事には多くの場合プラス面とマイナス面があります。
(自分がプラスと考える)一方を取ればもう一方のマイナス面も併せて付いてきます。
市販のセキュリティーソフトの場合、そのほとんどのものが "パソコンの処理が遅くなる" のが大きなマイナス面だと言えます。
これは、バックグラウンドで動作していて常にパソコン上で行われる処理を監視しているという ソフトウェアの性質上当然の事であり、いわゆる"ウィルス" の検出精度が高いほど負荷も大きくなると言って差し支えありません。

自動車で例えれば、エアコンを使う事でエンジンの出力がコンプレッサーを動作させるのにも使われるため、パワーが落ちたり燃費が悪くなったりするというのと同じです。
私は、パソコンの一般利用者の方は、この"マイナス面"を全く考慮しない人が多いように感じています。

Windows7以上を搭載しているパソコンには、Windows Defenderと言うセキュリティーソフトが標準でインストールされています。
私自身の事でお話すれば、私はこのWindows Defender の前身であるMSE(Microsoft Security Essentials)も含めてこれ以外の市販の製品を使用せずに Windows XPからもう10年以上ウィルス感染などのトラブルは一度もありません。
また、この Windows DefenderはOSの開発元が提供している、いわば"純正品"だけあって、OSへの負荷も小さく、処理にほとんど影響しないと感じています。

結論:Windowsパソコンには市販のセキュリティーソフトをインストールする必要はなく、入れる事で逆にマイナス面の方が大きい、
上記の文章はあくまで私個人の見解です。

回線切り替えの勧誘電話にご注意を。

読者の方の家にも、"光回線やインターネットのプロバイダを切り替えれば毎月の料金が安くなりますよ" などという勧誘電話がかかってくる事があると思います。
私はそういった電話セールスに応じて回線やプロバイダの契約を変更したお客様先に訪問する機会も少なくありませんが、それらのお客様が契約を切り替えた事に満足している姿を見た事がありません。
誤解を避けるために書きますが、切り替えた回線が遅いなど通信の品質が悪いから不満なのではありません。
以下に状況を説明します。

個人や企業に電話をかけて回線の乗り換えなどを勧めているのは、ほぼ全てが大手通信会社と契約している"代理店"です。
その代理店の営業担当者は、"こちらはNTT代理店の関越通信ですが・・・"などと名乗りますが、その多くはNTTとは資本関係のない小規模な会社です。
彼らは大手通信会社の回線を販売し、成功報酬としての手数料を得ています。

ここで、顧客は誰か という視点で考えてみます。
サービスを提供している大手通信会社にとって顧客は当然その回線を使ってその通信料を支払ってくれる利用者です。
ところが回線を販売している代理店にとって、顧客は回線の利用者ではなく、手数料を払ってくれる通信会社なのです。
ですから極端に言えば、代理店は契約さえとって、手数料が支払われればその利用者がその後どうなろうが関係ないのです。
つまり、回線の代理店にはビジネスで言うところの"顧客満足" という概念が欠如しているのです。

以下、実際に私自身が遭遇した事例です。
全て上記の通り代理店の勧誘電話に応じた結果起きた事です。

・プロバイダを切り替えたはずなのに実際には同じプロバイダに新たに申し込まれていて2重契約になった。
(上記と同じお客様) さらに別の勧誘に応じたら、また同一のプロバイダに加入させられていて3重契約になっていた。
 本人が気づかないまま、利用していないプロバイダ料金を数年間払い続けていた。
プロバイダの解約は契約者本人または同居の家族しかできないというのが基本であり、回線の代理店が解約を代行する事はできません。

・使っている電話機が固定電話とドアホン兼用になっているのだが、本人も代理店もそれを理解していなかったため、回線を切り替えた結果ドアホンが使用不能になった。

・パソコンもタブレットなどの通信端末も利用していないのに光回線を契約した。(ご夫婦ともに高齢の家庭)

・勧誘されて光回線を切り替えたら、それまで観られていたひかりTVが映らなくなった。(ひかりTVはNTTのフレッツ光などでしか利用できないため)

・現在のプロバイダはそのままで安くなりますと言われて応じたのに、プロバイダを他社に変更された。(遠隔操作にて切替操作)

・回線を申し込めばパソコンをプレゼントしますと言われ応じた。届いたパソコンは10年くらい前に発売された古いモデルの中古で廃棄処分寸前のものだった。

勧誘に応じた事で生じた結果は全て自己責任です。
皆さま、くれぐれもご注意下さい。

2017年もよろしくお願いいたします。

2017年最初の投稿です。
いつも私を応援してくださっている皆さま、今年も昨年同様よろしくお願いいたします。
2016年はまとまった量の案件(プロジェクト)を受注したり、新たな取引先との出会いなど私にとって大きな進展を得る事ができた年でした。
またビジネスパーソンとしての自分自身の成長を実感する事ができた年でもありました。
プロジェクトを発注していただきましたお客様ならびに関係各位の皆さまに感謝いたします。
ただ、せっかくお声がけ下さったのに当方の都合で対応できなった案件もあり、それについては残念に思っています。
今年はさらなる大きな成果を得るべく、現在計画を進めています。

小さいながらもビジネスをしていて感じるのは、ビジネスチャンスって無限にあるという事です。
ビジネス=顧客(人間)の要望(欲望)に合った製品やサービスを提供して、それに見合った代価を頂く行為です。
人の要望(欲望=wants)は限りがありません。wantsが無限である以上、それを提供する機会=ビジネスチャンスも無限であると言えるのです。
自分にとって未知の世界とも言えるさらなるビジネスの深淵を目指して進んでいこうと思います。
応援よろしくお願いいたします。
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