私が最近大きな衝撃を受けたニュースに高知県で起きた白バイ事故があります。

"高知県 白バイ 事故" で検索すると多数ヒットしますしyoutubeにも関係する動画が多数投稿されていますのでそれらを参照する事でどのような事故なのかは分かります。
ネット上の情報を総合して一言で言うと、警察が保身のため、組織ぐるみで事実をねじ曲げて、無実の民間人を犯罪者に仕立て上げようとしているのはないか というものです。
現在高松高裁の控訴審判決まで終了していて、実刑判決が出ている被告の運転手側が上告していますが、ネット上の情報から判断する限り限りなく冤罪に近いと思われる事件です。
この事件からは、警察という巨大な権力や現在の日本の裁判制度のあり方、あるいは権力に及び腰になっている報道機関など多くの問題が見えてくると思います。


私は今回の判決の内容を見てある事に非常に驚きました。
裁判では、警察が事故直後に撮影したというタイヤ痕の写真が証拠として採用されました。
一部報道では、これ自体が警察による捏造ではないかと言われているようです。

しかしちょっと待って。
多くの方がご存知の通り、現在のデジタル技術を駆使すれば、あたかも事故現場の路面にあったように写真を変造することなど簡単な事です。
にも関わらず、警察が提出した写真なのだから間違いないはずだ としてそのまま証拠として採用してしまう裁判官がいるのは本当に驚きです。
今回の写真がデジタル技術で加工されたものか、それとも事故現場で何らかの細工をして撮影されたものかを知る事は私にはできません。

ただ、仮に何の細工もされずに現場で撮られた写真だったとしても、それが前日についたものである可能性もあったはずですが、裁判官はそういった可能性を全て排除し、写真が証拠として信用できるとして実刑判決を出したのです。

これが日本の裁判の実態だとすると本当に恐ろしい事です。
第三者によって勝手に加工・修正された写真をもってやってもいない犯罪の証拠にされてしまう可能性があるという事です。

裁判官が現在の高度なデジタル技術についての知識がないはずはありませんが、この程度の写真だけを材料に実刑判決にされてしまうのでは現在の裁判制度は本当に恐ろしいし、それだけでなく、これまで多くの冤罪事件を生んでしまった事の反省がないもされていないと感じるのは私だけでしょうか?