先日、仕事で出かけた帰り道での出来事。

お客様と食事をして戻る途中、車のトラブルに見舞われた。
時刻は夜の10:00を回っていた。

そこはいつも通る、いわゆる裏道。
行く時は何の問題もなかった車が、帰りはなにかおかしい。
エンジンルームから小さいながら異音がしている。

何かのトラブルの前兆かも・・・と考えながら、急いで家に向かっていたら、途中の踏切を渡る直前でエンジンが突然停止してしまった。

幸い、上り坂になっていたのでブレーキを緩めたら後退し、取り合えず危険のない場所に停止する事ができた。

この車は先月車検を受けたばかりで、その時にスパークブラグの交換を勧められていたにもかかわらず、別の箇所を修理する必要があったため、一度にまとまった修理代を支払うのも大変と思いその時は交換しなかったのだ。
今日の仕事で修理代ができたので、明日部品交換に行こうと思っていた矢先だった。

田んぼの中の真っ暗な道で車が故障したのはこの時が始めてだった。
さてどうしよう。
JAFには入っていないし、かといってこんな時間に知り合いに来てもらうのも気が引ける。


しばし思案していたら、加入している自動車保険にロードサービスがついているのを思い出した。
しかし、裏道を利用した事もあり、今いるのは市の一番外れだ。
ここまで業者がきてくれるのにどれくらいかかるだろう。


幸い、ロードサービスの電話番号が車内にあったので早速電話をかけてみた。
つながったのは東京のコールセンター。
丁寧な対応で、自動車保険の加入者である事の確認やトラブルの状況、現在いる場所の確認などをした後、レッカー業者の手配をしてくれる事になった。

業者の到着時間は約20分。
これまた幸いにして、場所が倉庫のすぐ脇だったので交通を妨害する事なく故障者を車に積み込む事ができ、そのレッカー業者のトラックで自宅まで送ってくれた。

その日は車はその業者に預かってもらい、翌朝、利用している修理業者へ運んでもらう事になった。

今まで自動車保険は保険金を支払うだけでその恩恵を受けた事はなく、今回標準でついているロードサービスを初めて利用したのだが、とてもありがたいサービスだと実感した。

やはり自動車保険は安いだけで選ばず、このようなサービスも重視するべきだと感じた出来事だった。