先日、とある同業者の方と打ち合せした時聞いた話をご紹介します。

この方、私もよりもずいぶん若く、ビジネスの経験も浅いようですが、かなりいろいろな仕事をされていて、知識も豊富な方でした。

同業者の方(以下 K):先日、とある方から電話がかかってきまして、仕事の依頼だったのですが、詳しい話を聞いて驚きました。

私(以下 G):どんな依頼だったんですか?

K:その方は、ある大手家電量販店でパソコンを購入したそうです。

G:はい。

K:その時、お店の店員さんに勧められてケーブルテレビ回線を契約したそうです。

G:へ〜。

K:パソコンと同時に加入すると本体が値引きになるというものですが、この方はそのためにすでに加入していたプロバイダやインターネット回線をあえて解約した上でそのケーブルテレビに加入したそうです。

G:う〜〜ん。そうなんですか。

K:はい、さらにその次に ケーブルテレビを引くと安い電話が使えますよと勧められて、電話を解約してまでそのケーブルテレビ会社が提供するIP電話サービスに加入したそうです。

G:ひえー、加入電話をわざわざ解約したんですか。

K:はい、ところが、肝心のインターネットが使えないという事なんです。

G:なんでまた?

K:一度、X電機の方が来てくれたのですが、その担当者はケーブルテレビでインターネットに接続した経験がなく、つながらないまま帰ったそうです。

G:うげ、それはお粗末なサポートですね。

K:この方、X電機のいうがままに契約の変更をさせられた上、買ったパソコンはインターネットにもつながらず、結局何の役にも立っていないという事で私宛に相談があったんです。

G:それはヒドイですね。それじゃ、結局、X電機は回線業者からの手数料欲しさにこのお客さんに回線の申し込みなどをさせただけですね。

K:そういう事になりますね。その方は60代後半くらいのようなのですが、X電機の社員の言う事なら間違いないのだろうと信じて従ったものの、実際にはだまされていたようなものですからね。

G:それに、話を聞く限りでは、X電機には安くないサポート料を支払っているはずですけど、その対価としてのサービスを何も受けていないですね。

K:これとは別のお客さんなんですけど、ある3階建の事務所で1階から3階までそれぞれの階でインターネットを利用しているのですが、各フロアーごとに別々の回線が引かれていたっていうのも見たことありますね。

G:それはヒド過ぎますね。本来なら1回線契約するだけで全てのフロアーで同時に使えるわけですからね。

パソコンを利用している個人の事務所や小規模の企業などが何かの相談をしたい時、家電量販店に行くという場合が多いようです。

しかし、こういった例を見るまでもなく、家電量販店はとにかく品物や回線などモノを売る事に主眼を置いている会社です。
彼らは、モノを売ってナンボの世界で生きているのです。

ですから、例えば1台の複合機を5台のパソコンで共有するなどといった、我々の世界ではごく当たり前の使い方でさえ、彼らは勧めようとせず、パソコンの台数分のプリンタの購入を勧めるのです。

レベルの低い店になると、"プリンタの共有"という事自体を知らない店員さえいるのが現実なのです。
パソコンについて何かの相談をしたい時、絶対に行ってはいけない場所が家電量販店なのです。