先日、メインのパソコンが突然起動しなくなってしまいました。
何度電源を入れ直しても画面が真っ暗のままでディスクへのアクセスを繰り返すだけ。
いろいろな状況を確認してみた結果、どうやらHDD(ハードディスクドライブ)の寿命のようでした。
私がメインで使っているパソコンは、部品単位で購入し、それらを組み合わせて自作したもので、HDDは約4年程使っています。
私の場合、平日はほぼ一日中パソコンを使って仕事をしていますので 同じ4年でも趣味で使っている方とはその実使用時間はかなり違うはずです。

HDDの寿命が近いだろう事は分かっていたのですが、部品交換の作業にはそれなりの時間と手間とコストがかかるため本来なら行わなければならない時期に作業を怠っていたので当然の結果だと言えるでしょう。
幸い予備のパソコンが用意してあったので大事には至らなかったのですが、仮に一台しかないパソコンが突然起動しなくなってしまえばそれ以降の仕事に大きな影響を受ける事は避けられません。

最近は送金や株取引などもオンラインを利用している人が多くなり、パソコンが壊れたために支払いができなかったり、損きりが遅れたりして損失を膨らませたなどという状況にもなりかねません。
パソコンに使われている部品はどれも寿命がありますので、こういった事態を回避するには定期的に部品交換をするか、あるいは買い替えるしかありません。

あらかじめ寿命を予測するのは難しいため、ほとんどの方は壊れてから買い替えを検討する事になるのでしょうが、その時点で保存されている情報が読み出せる保証は全くありません。
ですので、現在保存してあるのもの中で失いたくない情報は今すぐバックアップを取っておかなくてはなりません。
バックアップとは情報をDVDなどに退避する事です。
同じ情報を別々の媒体に保管する事でデータ消失などの事故に対する安全性を高める事ができます。

○バックアップをとるべきであると考えられるファイル
・ブラウザのお気に入り
・メールのアドレス帳
・送受信したメール文
・マイドキュメント内のワード文書やエクセルのブックなど
・撮影したデジカメの画像など
・代金を支払ったシェアウェアの登録キーなど
・有料で入手した音声や動画など

バックアップをとったメディアは大切に保管してください。
これを紛失してしまっては意味がありません。
そういう意味ではネット上の領域にバックアップを置いておくというオンラインストレージを利用するのは確実な方法だと思います。また最近の家庭用ビデオは動画をHDDに記録するタイプが増えていますが、この動画も必ずパソコンにバックアップして下さい。
カメラ自体が盗難や落下による故障など常にリスクに晒されていますが、バックアップだけでも確実に行えば最低限記録した動画は確保する事ができます。

パソコンで将棋を楽しむ

エジプトの時間の生活