ITコンサルタント オフィスハピネス

1999年からIT・パソコン機器の技術支援事業を行っています。 2023年で創業から24年を迎えます。 これまで10,000件以上の案件に対応してきました。 群馬県、埼玉県、栃木県なら訪問でのサポートを、それ以外はオンラインや遠隔操作にて問題解決しています。

つれづれ日記

群馬県でパソコン技術支援を行っている業者です。

個人及び20人以下の規模の企業・法人様を対象としてサービスを提供しています。

コンピュータ機器の導入・入替作業・修理やトラブル解決などが得意です。。

連絡先

TEL 0270-24-6253

携帯 090-8490-5606

後閑克己

Youtubeで動画を公開しています。

MADE IN JAPAN

以前に対応した事があるお客様で、パソコンを購入する際に日本国内で製造された製品に異常にこだわる方がいました。
MADE IN JAPAN以外は全て品質が低い製品と判断して購入を避けたようでした。
この思考は物事を知らない人の考え方だと思います。

そもそもパソコンに限らず多くの工業製品は複数の部品の集合体です。
MADE IN JAPANとは、最終的に日本国内でその製品が組み立てられた事を意味するに過ぎません。
パソコンはCPUやマザーボード、ハードディスク、電源ユニットなどの部品で構成されている製品ですが、その個々の部品の多くは台湾や中国などの海外製です。
製品やそれに使われている部品が信頼できるかどうかは"どこの国で作られたか" によってではなく、"いかにしっかりした品質管理に基づいて製造されたか" によって決まります。

実際、アップル社の製品も東南アジア諸国で作られているとされています。
海外で作られたから品質が低いと誤解して自ら製品の選択肢を狭くしている人ってカワイソウだと感じます。

2018年の展望

後閑です。
2018年が始まって3週間近く経ちますが、おかげ様で毎日忙しく過ごしています。
当店は大きく訪問サポートとネット販売の2つの柱があり、現在その両方とも順調に推移しています。
ビジネス(自営業)を初めて19年目。最近感じる事があります。
これはよく言われる事ですが、ビジネスって難しい事じゃない・っていう事です。
相手(お客様)が欲しい・魅力を感じる(物やコト)を用意してそれを妥当な価格で提供する・・・実はこれだけの事なんです。
・暑くてノドが乾いた人→お茶
・到着した駅から目的地まで速やかに移動したい人→タクシー
・結婚して住む家が欲しい人→アパート
つまりは人の欲望を満たしてその対価をいただくというのがビジネスの本質です。
人の欲望は無限なのでビジネスチャンスも無限という事になります。
いかなる商品やサービスも現時点で完璧というモノはありません。
世の中に存在する全ての製品やサービスには改善の余地があるし、まだ提供されていないサービスも無限にあるといって間違いではありません。
また大企業ではできない、いわゆる"スキマビジネス"も無限に存在します。
素数が無限にあるとは思えないけど実際は無限なのと同様、ビジネスチャンスも無限にあるのです。
私は去年の年末、やれば利益が出る事が分かっていながら勇気がなくてそれまでできなかった事を一つ実行しました。
すでにその結果が出始めています。
今年はブレークスルーの年だと考えています。

回線切り替えの勧誘電話にご注意を。

読者の方の家にも、"光回線やインターネットのプロバイダを切り替えれば毎月の料金が安くなりますよ" などという勧誘電話がかかってくる事があると思います。
私はそういった電話セールスに応じて回線やプロバイダの契約を変更したお客様先に訪問する機会も少なくありませんが、それらのお客様が契約を切り替えた事に満足している姿を見た事がありません。
誤解を避けるために書きますが、切り替えた回線が遅いなど通信の品質が悪いから不満なのではありません。
以下に状況を説明します。

個人や企業に電話をかけて回線の乗り換えなどを勧めているのは、ほぼ全てが大手通信会社と契約している"代理店"です。
その代理店の営業担当者は、"こちらはNTT代理店の関越通信ですが・・・"などと名乗りますが、その多くはNTTとは資本関係のない小規模な会社です。
彼らは大手通信会社の回線を販売し、成功報酬としての手数料を得ています。

ここで、顧客は誰か という視点で考えてみます。
サービスを提供している大手通信会社にとって顧客は当然その回線を使ってその通信料を支払ってくれる利用者です。
ところが回線を販売している代理店にとって、顧客は回線の利用者ではなく、手数料を払ってくれる通信会社なのです。
ですから極端に言えば、代理店は契約さえとって、手数料が支払われればその利用者がその後どうなろうが関係ないのです。
つまり、回線の代理店にはビジネスで言うところの"顧客満足" という概念が欠如しているのです。

以下、実際に私自身が遭遇した事例です。
全て上記の通り代理店の勧誘電話に応じた結果起きた事です。

・プロバイダを切り替えたはずなのに実際には同じプロバイダに新たに申し込まれていて2重契約になった。
(上記と同じお客様) さらに別の勧誘に応じたら、また同一のプロバイダに加入させられていて3重契約になっていた。
 本人が気づかないまま、利用していないプロバイダ料金を数年間払い続けていた。
プロバイダの解約は契約者本人または同居の家族しかできないというのが基本であり、回線の代理店が解約を代行する事はできません。

・使っている電話機が固定電話とドアホン兼用になっているのだが、本人も代理店もそれを理解していなかったため、回線を切り替えた結果ドアホンが使用不能になった。

・パソコンもタブレットなどの通信端末も利用していないのに光回線を契約した。(ご夫婦ともに高齢の家庭)

・勧誘されて光回線を切り替えたら、それまで観られていたひかりTVが映らなくなった。(ひかりTVはNTTのフレッツ光などでしか利用できないため)

・現在のプロバイダはそのままで安くなりますと言われて応じたのに、プロバイダを他社に変更された。(遠隔操作にて切替操作)

・回線を申し込めばパソコンをプレゼントしますと言われ応じた。届いたパソコンは10年くらい前に発売された古いモデルの中古で廃棄処分寸前のものだった。

勧誘に応じた事で生じた結果は全て自己責任です。
皆さま、くれぐれもご注意下さい。

近況報告です。

読者の皆さま、長期間に渡っての記事未更新失礼しています。
私は今年5月の大型連休明けから新しく2つのプロジェクトに参加していて、非常に忙しい毎日を過ごしています。
例えばある一日は -- 朝通販で売れた商品の梱包・出荷準備、その後お客様対応 午前中1件(埼玉県深谷市)、午後1件(栃木県足利市)、夕方から1件(群馬県桐生市)、19:30に事務所に戻って来客対応といったようなスケジュールでほぼ毎日、現在まで約4か月お盆休みの3日間を除いてほとんど休みなくお客様対応が続いています。
創業以来、最も忙しい時期を迎えています。
外出の予定が入っていない日はシステム開発の案件や新規のお客様対応などがあり、息つく暇もありません。
もちろん業務以外でも地域の清掃活動や親せきの法事への参加なども行っていました。
技術者として、また自営業者として私を信頼して仕事を発注してくださるのは嬉しい限りです。
という事で現在新規の依頼を受けるのが難しい状況となっています。
私を支援して下さる全ての人たちにこの場を借りて感謝いたします。
いつも応援ありがとうございます。

Windows10 無償アップグレードの終了迫る

Windows 10 の無償アップグレード終了まで約3ヶ月半となりました。
マイクロソフト社はWindows 10 をオプション更新プログラム から 推奨される更新プログラム に昇格させているため、現在では能動的な操作をしなくても自動でアップデートを行う対象となっています。
私が使っているPCも今朝はこんなダイアログボックスが表示されました。w10ug
マイクロソフト社は、現在使っているPCの操作性や周辺機器の互換性の問題でアップグレードをしない利用者やWindows 10に変更する事の利点を感じない利用者などの"都合や希望" を聞き入れず、とにかくなりふり構わずWindows 10の普及を最優先させたいという事のようです。
なお、マイクロソフト社はWindows 10にアップグレードした後でも一定期間は元に戻せると主張していますが、私自身が実際に行った限りでは元に戻す事ができませんでした。

行動しなければ始まらない

日本で生まれ育った日本人なら知らない人はいないおとぎ話 "桃太郎"。
この"桃太郎"からどんな教訓を得るかは人それぞれの感じ方ですが、私はこの逸話から "まずは行動しよう" という事を学び取りたいと思います。

鬼が出没して地域の住民から財産を奪い取っていく事を容認できなかった桃太郎は、鬼たちを退治するために彼らが住む鬼ヶ島に直接向かいます。

いくら怪力を持つ男子であっても、自分よりも体格が上回る、しかも相手が何人いるか分からない状況で一人で鬼ヶ島に上陸するのは無謀というものです。

しかし、それが分かっていても桃太郎は出発しました。
まずは行動しなければ何も始まらない事が分かっていたのでしょう。
そして、その結果、サル、犬、キジといった志を共にする仲間と出会った訳です。

桃太郎が、一人では不安だから・・と仲間が見つかるまで出発を延期してしたら、決して家来となる動物たちと出会う事はなかったはずです。
言ってみれば、桃太郎の行動力が仲間を引き寄せたともいえます。

とにかくまず行動する・・・これって成功するために欠かせない大原則だと思います。
私も実行しようと思います。

その時のベストを尽くして仕事をしよう

今からもう20年程前の事です。
東南アジア方面に旅行に行った帰りの飛行機で同席した女性から直接聞いた話なのですが、今でもその時の事は鮮明に覚えています。
話の概要はこうです。

その人は成田市内の空港からほど近い場所に住んでいる。
その日、やはり海外旅行の帰りに空港のタクシー乗り場からタクシーに乗った。
運転手に行き先を告げると、その運転手は急に不機嫌になり、ふてくされたような態度に変わった。
自分も、一緒に行った家族も二人とも大きなスーツケーツを持っていたが、それをトランクに入れるのを手伝ってもくれなかった。
ちなみに成田空港では、長距離利用客を狙って長いタクシーの列に並ぶ一発勝負的なドライバーが多いという。

このドライバーがその後どうなったかは知る術もありませんが、恐らく仕事で成功する事はなかったのではないかと推測されます。
なぜなら、その時のベストを尽くしていないからです。
逆に言えば、どんな状況であれその時の全力を尽くす という気持ちで仕事をしていなかったから近距離の客に当たったとも言えるのではいでしょうか。

近距離だから雑に対応する、遠距離だから丁寧に扱うというのではプロの仕事とは言えません。
私自身は、それがたとえどんな条件だったとしても、その時に自分が持っている技術や能力を最大限つかってお客様に喜んでもらおうと努力する人にチャンスがやってくるんだと思って仕事をしています。

営業電話で遊んでみました。

ウェブサイトを持っている個人や企業ならSEO対策業者から電話がかかってくる事が多いと思います。
私のところにもよくかかってきます。
昨夜も遅い時間帯にかかってきました。
その電話は相手にしませんでしたが、ちょっと時間がある時はかかってきた営業電話で遊ぶのも面白いです。
--
お忙しいところ恐れ入ります。当社はウェブサイトのSEO対策を行っている株式会社セオと申します。
貴社のサイトを拝見し、検索でさらに上位に表示される事ができると思い連絡いたしました。

・検索で上位に表示される事に興味があります。
・そちらの会社の住所はどこですか?

東京都渋谷区〇〇です。

・設立はいつですか?

平成〇〇年です。

・社長は誰ですか?

山田〇〇です。

・年商はいかほどですか?

なんでそこまで訊くんですか?

・仕事を依頼するかもしれない会社の事を知りたいじゃないですか?

あ、そうですか。
〇〇億円くらいです。

・取引銀行はどこですか?

ちょっとお待ちください。・・・・〇〇銀行渋谷支店です。

・社員は何人くらいですか?

大阪に支店もありまして、全部で30人くらいですね。

・定款には何が書いてあるんですか?

テイカンですか?・・・・・・

--
というように、質問責めにすると、そのうち相手が切れるか電話を切るかしてきます。

良い子はマネをしないでくださいね。

ビジネスの成功はコミュニケーション能力の向上から

私だけではなく誰しも同じだと思いますが、ビジネスをしているとコミュニケーション能力の大切さを感じる場面によく出会います。
最近ではこんな事例がありました。

あるソフトウェア(いわゆるソリューション)を提供している企業が、私宛に連絡してきました。
--
当社では、これこれこういったソフトウェアの販売を行っていますが、ぜひ貴社にも取り扱っていただきたいと考えています。
資料をお送りしますのでご検討をよろしくお願いします。
--

数日後、資料が送られてきました。
内容を読んで、初期コストがかからなければ採用する候補にはなるという印象を持ちました。

それから数日後、同社から電話が入りました。
その女性の営業?は自社が販売しているシステムに関して資料の特定のページを指示しながら説明を始めました。

--
当社のシステムはお客様の営業規模によって価格構成が異なるため、小規模なお得意先でも導入しやすくなっています。
またオプションとしてこれとこれとこれが選べますので、必要な機能だけをお使いいただけるため経済性に優れています。
さらには・・・・・
--

この間3分〜5分くらいでしょうか、まくしたてるように一方的に話してきます。
私は事前に資料を読んで確認したい事があったのですが、この段階までこちらが質問するタイミングが全くありません。
相手の話に間が空いた瞬間にこちらから尋ねました。

--
(私) えっと、資料の裏表紙に書かれている端末台数についてですが・・・
(相手) [私の質問を遮るように] はい、その件に関してはこれこれこういう事で、台数よって料金が異なってきます。
--

私はまだ質問していません。
端末台数についての何が知りたいのかを何も伝えていません。
私はこの段階でこの女性に質問をする事をあきらめてそれ以上の説明を断り電話を切りました。

この女性は自社の製品の利便性や優位性を少しでも多く相手に伝えようとした結果、このような説明を行ったはずです。
しかし、その相手である私は全く好印象を持たなかったし、この製品を採用したいという気持ちにもなりませんでした。
その原因はコミュニケーション能力の欠如であり、またコミュミケーションという事に対する理解不足もあったはずです。

そもそも、自社の製品に関する説明を一方的に行うなら人間が電話をかけてくる必要はありません。
動画サイトにでも説明動画をアップロードしておいて、これを聞いてくださいと伝えればそれで済む話です。
あえて人間が電話をかけてくるのは、そこにコミュミケーション、すなわち"双方向性"を認めたからではないでしょうか?
であるなら、その電話口の相手との"対話"をしながら進めなければ意味がありません。

営業担当者が顧客と商談をする場合、優秀な人物ほど自分が話をする割合が少ないと言われています。
自分が2割、相手が8割というのが理想らしいですね。
ここでも80:20の法則が生きています。

学問に王道なし


私が過去に業務依頼を受けて実際に訪問した中で、とても印象に残っているお客様がいます。
それはIBM社からの依頼で、同社の音声認識ソフトの使い方について説明して欲しいというものでした。
約1時間かけて現地に到着。
お客様は50代と思われる男性で、パソコンは初心者のようでした。

このお客様、キーボードやマウスもほとんど使えないような印象でしたが、ご希望はそういった操作ではなく、あくまで音声認識の使い方というものでした。
今でこそ音声認識は当たり前のように使われていますが、当時は黎明期であり、ソフトウェア一度操作者の発音のクセを登録するという作業が必要で、音声で正常に漢字変換できるようになるまでの準備に手間がかかるというものでした。

話し好きな方で、本来の講習とは関係ない話を多分に交えながら進めていく中で、この人はパソコンをマスターする事はできないだろうという印象を受けました。
仕事でパソコンを使う必要があるが、今からキーボードの操作を覚えるのは大変だから、こういった裏技的なものを利用すれば楽だ・・・という発想でこのような手段をとったのだと推測されますが、やはりパソコンは初期の時代からキーボードで操作するという基本はほとんど変わっていません。

このお客様とはこの一回限りで、その後どうなったか知りませんが、その時説明した音声認識での文章入力も満足に使えるようにはならなかったのではないかと想像しています。

学問に王道なし。
急がば回れ。
どんな事を何歳から始めるにしても、まずは基本をしっかり身に着ける事が大切なのは言うまでもありません。
楽をして、または近道を通ろうとすると、かえって欲しい結果を得るまでに時間がかかり、そして経費も高くつく事になります。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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