パソコンサポートの仕事でお客様対応をしている中で、ウイルス対策(セキュリティ)ソフトはどれがいいのかという相談をよく受けます。
この質問について私の見解を述べておきます。

物事には多くの場合プラス面とマイナス面があります。
(自分がプラスと考える)一方を取ればもう一方のマイナス面も併せて付いてきます。
市販のセキュリティーソフトの場合、そのほとんどのものが "パソコンの処理が遅くなる" のが大きなマイナス面だと言えます。
これは、バックグラウンドで動作していて常にパソコン上で行われる処理を監視しているという ソフトウェアの性質上当然の事であり、いわゆる"ウィルス" の検出精度が高いほど負荷も大きくなると言って差し支えありません。

自動車で例えれば、エアコンを使う事でエンジンの出力がコンプレッサーを動作させるのにも使われるため、パワーが落ちたり燃費が悪くなったりするというのと同じです。
私は、パソコンの一般利用者の方は、この"マイナス面"を全く考慮しない人が多いように感じています。

Windows7以上を搭載しているパソコンには、Windows Defenderと言うセキュリティーソフトが標準でインストールされています。
私自身の事でお話すれば、私はこのWindows Defender の前身であるMSE(Microsoft Security Essentials)も含めてこれ以外の市販の製品を使用せずに Windows XPからもう10年以上ウィルス感染などのトラブルは一度もありません。
また、この Windows DefenderはOSの開発元が提供している、いわば"純正品"だけあって、OSへの負荷も小さく、処理にほとんど影響しないと感じています。

結論:Windowsパソコンには市販のセキュリティーソフトをインストールする必要はなく、入れる事で逆にマイナス面の方が大きい、
上記の文章はあくまで私個人の見解です。