パソコンのネットワーク(LAN)の主な目的は資源の共有です。
この場合の資源とはインターネット回線、プリンターや記憶装置、及びデータファイルなどを指します。

現在、日本での光回線利用料金はプランにもよりますが月6,000円ほどです。
仮に家族4人全員が別々のパソコンでインターネットを利用しているとすると、回線を共有しなければそれぞれが別々に回線を契約し、その費用を負担しなければなりません。
ここに共有の価値があります。

プリンターなどの機器も同様です。
数万円程度の家庭向けの機器ならそれぞれが専用で使用する事ができますが、事務所で使われる100万円以上もする大型の複合機などは共有する事でその価値を高める事ができます。

データの共有も便利です。
最近ではメディアサーバーと呼ばれる、家庭内でのデジタル機器及び動画などが共有できる機器もさかんに利用されているようです。

LANにはケーブルで接続する"有線" と ワイヤレスで接続できる "無線" があります。
有線でも無制限で長くできる訳ではありませんが、配線さえすれば戸建住宅の範囲なら問題なく接続できるでしょう。

一方無線LANを利用しようとする際は、"接続できない" または "不安定"という問題がよく起こります。
配線不要で便利なため気軽に使いたくなりますが、無線LANの電波はさほど強いものではありません。

例えば親機が1階にあり、ノートPCを2階で使いたいといった場合、その親機の真上の部屋ならつながっても、その隣の部屋ではつながらないといった事例は数多くあります。
仮につながった場合でも、動画を再生するなど発生する通信量が多い場合、安定して使えないという状況にもなる事も珍しくありません。

無線LANは万能ではありません。
重要なのはその性能を過信しない事です。

無線LAN導入前の接続テストを当方にて承ります。
詳しくはお問合せ下さい。