例えば人が風景を見たり、小説を読んだり、芸術に触れたり、料理を食べたりするとする。
この時、その風景や小説や作品や料理そのものは同一のものである。
しかし、人によって感じ方はそれぞれだ。

景色に感動する人もいるし、特にきれいだと思わない人もいる。
小説や芸術、料理も同じである。
同じM社のハンバーガーでも、普段の日常で何気なく食べるのと朝から何も食べていない、雪の降る中での夕食として食べるのとでは、そのありがたみもおいしさも全く異なるはずだ。
つまり、ある対象物に対してどう感じるかは100%自分側の問題であり、相手側に原因がある訳ではない。

これは裏を返せば、現在どんな辛い状況だったとしても自分が制御できる範囲でいくらでも改善する事ができる事を意味する。
人は日常生活で何かうまくいかない事が起こると、つい原因を他人に求めてしまう。
あの会社が採用してくれなかったからとか、親が認めてくれなかったからとか・・・
しかし、一方でその会社に採用されている人もいるし、自分と同じような環境でありながら親に認められて夢をかなえている人もいくらでもいる。
それはすなわち、自分の魅力を採用担当者にアピールできなかったり、親に認められるような行動ができなかったからという部分で自分自身の責任なのだ。

全ての問題の原因も、それを解決するだけの能力も自分自身にある事を理解すれば、どんな困難な状況も必ず解決する事ができる事が分かる。
この状況を招いたのも自分だし、それを解決するのも100%自分次第。
他の人は関係ない。
これをしっかりと頭に入れておこうと思う。