昨日は子供の厄除に反町薬師へ参拝に行ってきた。

なんでも私が住んでいる地域では子供が2歳の年にここへお参りに連れていく習慣があるらしい。
もちろん覚えていないのだが、かくいう私自身もその年に父親に連れられてここへ厄除に行ったと聞かされている。

私自身は厄年とか厄除の参拝といったモノは一切否定する考え方の持ち主である。
なので当然子供にもそのようなコトはさせたくはない。
しかし、妻の希望で当日の朝参拝する事が決まった。

反町薬師は旧新田町のジョイフル本田という巨大なショッピングモールの東側にある。
目的地が近づくと交通整理をする警察官の姿などが目に付き、到着前から相当な混雑を予感させる。
この日は3が日明けだったが、それでも初詣客が途切れずに続き、当然すぐ脇の駐車場は満車。

我々は駐車場の案内表示に従って車を走らせたが、途中の駐車場も全て満車で結局ジョイフルの駐車場に戻ってきてしまった。
しかしここからは意外と近く、大人の足なら5分といった距離だろうか。

本殿に入り、行列に並んでお参りを済ませた。
参拝後、妻が厄除のお札を希望したので、それを購入した。

そもそも厄除は厄が来る事を前提としている行為である。
なぜ厄が来ると考えるのかといえば、それはこの年に厄が来るよという迷信を信じているからである。

特に厄除を謳っている神社などは、不安を煽って参拝する事を促している。
そしてそこで数千円〜1万円程度のお札を受ける事で何となく安心した気分になる。

言い方は適切でないかもしれないが、これはまさに宗教ビジネスのカモにされている事を意味する。

健康で過ごしたければ食生活や睡眠といった生活習慣が重要であり、これを管理する事によって実現可能となる。
神社で健康を祈る事は全く意味がない。
むしろ寒風にさらされて風邪をひくという結果を招きかねない。

しかし、これは私の考え方であって、周囲に押し付ける事はできないだろう。
かくして、不況風が吹き荒れる中でも神社仏閣は繁盛するのである。