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4月に入って食料品を中心に多くの商品が値上がりしましたが、その中でも私が気になったのは輸入小麦の価格が30%も騰がるというニュースでした。

輸入小麦が値上がりする背景には、代表的な生産地である北米などでバイオエタノールの原料となる穀物を生産するために小麦の作付面積が減少したため、生産両が落ち込んでいるなどの事情があるようです。
それ以外にも流通にかかる燃料が高騰した影響もあるはずです。

一方で日本国内では耕作が放棄された遊休農地が各地で広がっています。
調査の方法によっても異なりますが、日本の遊休農地は埼玉県の面積に匹敵するほど広がってしまったようです。
そして、その結果、日本で消費される小麦の自給率は20%にも満たない数字となっています。

それなら国内の農家を育てて小麦の生産を奨励し、自給率を上げればいいのでは と普通なら考えます?
しかしなぜか日本政府はそれをしようとしません。

その理由として、小麦の主要生産国であるアメリカの要求に応えるということと、農家よりも輸入に関わる商社や流通を活性化する方が将来の税収や選挙の時の票なども含めて様々な面で得であると判断しているからだと思われます。

現在、日本の食糧自給率が低すぎるという議論がされていますが、残念ながら日本政府には本気でこの問題を改善しようという気持ちがない事が こういった側面から見えてきます。

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