ググる といった言葉が普通に用いられるように、困った時や何かを調べたい時はインターネット検索を利用する というのはすでに常識になっています。
それほどまでにインターネット検索が生活の一部になっているという事なのでしょう。

一方でこれによって迷惑を被っている組織や団体も出ているようです。

例えば、以前こんな事がありました。
高校の同級生から突然電話がかかってきました。

"やあ後閑さん、お久しぶりですね。情報交換でもしませんか。"
という事で、とあるファミレスに呼び出されました。

結論から書きますと、この人物の目的は新興宗教の勧誘だったのですが、その日の夜、その同級生から聞いた団体名で検索すると、"○○被害者の会" とか、これが○○の実態だ" といった、この団体のよくない話が大量にヒットしました。

後日、その事を本人に伝えると、彼はこう言いました。
"やっぱりね。後閑さんならインターネットで調べるだろうと思いました。"

ネット上にこういった情報が掲載されているのを承知で勧誘活動をして、ネットの情報には気づかないで欲しいと考えていたような口調でした。
こういった人たちにとっては、検索の普及は都合の悪い事なのでしょう。


ネット上の情報ですからそれが全て正しいと信じるのは危険ですが、少なくとも組織なり会社名なりで検索して、良くない噂などが書かれている場合はそこは怪しい可能性があると考える必要があるかもしれません。

特に "在宅ビジネス"とか いわるゆ "マルチまがい商法" のような事を行っている会社と取引を始める場合、過去にトラブルなどを起こしているであれば必ず検索でヒットするはずですから取引をする参考になると思います。

インターネットが普及した事の利点はさまざまありますが、この例のように、いかがわしい団体の活動やビジネスがしにくくなっているというのは私たちにとって喜ぶべき状況だと思います。