先週末は24時間テレビなる番組が流れていた。
何でも還暦を過ぎた芸能人が長距離を走る姿を見せる事で障害者や病気の人を励ますのだという。

私自身、今年の番組はほとんど見ていないが、過去に見た時は障害者施設に車椅子を贈ったり、高齢者向けの巡回入浴カーなどを購入するために募金を呼びかける内容だった。

日本全国から寄せられた、1円玉や10円玉が入れられた大量のペットボトルが画面に大きく映し出されていたシーンを覚えている。

大きく趣旨が変わっていなければ恐らく今年も同じ趣旨で番組が製作されたはずだ。

この番組は放送した局にとって非常に大規模なプロジェクトであり、数ヶ月前から同局の別の番組で、この番組の内容が何度も宣伝されていた。
それだけ同局にとって重要なプロヘクトであり、当然それだけの収益が見込める番組だったはずだ。

チャリティを前面に打ち出し、弱者に焦点を当てて一般視聴者に募金を呼びかけておきながら、その番組を作成・配信している企業は巨大なスポンサー収入を得ている。
これが偽善でなくして何が偽善なのだろう。

消費者金融というビジネスが、利息制限法に違反する高い金利を設定しておきながらこれだけ利用者を広げ、巨大な利益を得ているその原動力はテレビコマーシャルにあったはずだ。

そういったグレーなビジネスを支援するのは反社会的な行為だといえる。
そのようなインチキまがいのビジネスを行っていながら一方では視聴者に小銭の募金を呼びかけるとは何たる矛盾。

こんな企業に放送の免許を与えている総務省も猛省が必要だろう。

あの業界からは献金をたっぷりもらってるから何も言えないって?
やっぱりね。