5月の日曜日、所用があって普段より少し早起きした。
早朝の朝日と風は心地よかった。

この地域からは赤城山がよくみえるのだが、この日は光の加減か新緑が素晴らしくきれいに見えたので行ってみたくなった。
という経緯はどうでもいいのだが、とにかく赤城山を訪れた。

赤城山は1,300m付近まで車で登れ、企業の保養施設や大学の研究施設・富裕層の別荘などが立ち並ぶ避暑地である。
夏になると登山やキャンプ、釣りなどで多くの人が訪れる観光地でもある。

今回はまだ5月という事もあって上までは登らず、700m付近に広がる自然公園を歩いてみた。

山あいに広がる新緑が美しい。
濃い緑、薄い緑などさまざまな色のコントラストが山全体を覆っていて、そこを渡る風が爽やか。
700mといっても下界と比べると5〜6度は低く、肌寒いくらい。

途中で買ってきたお弁当を食べた後、周囲を散策してみた。
なかった。このあたりは雪こそ無いが、長い冬の眠りから覚めたばかりという印象で観光客も少なかった。

ここは梅雨に入る少し前くらいの、ツツジが満開になる頃から本格的な夏山シーズンを迎える。