ITコンサルタント オフィスハピネス

1999年からIT・パソコン機器の技術支援事業を行っています。 2023年で創業から24年を迎えます。 これまで10,000件以上の案件に対応してきました。 群馬県、埼玉県、栃木県なら訪問でのサポートを、それ以外はオンラインや遠隔操作にて問題解決しています。

2010年09月

群馬県でパソコン技術支援を行っている業者です。

個人及び20人以下の規模の企業・法人様を対象としてサービスを提供しています。

コンピュータ機器の導入・入替作業・修理やトラブル解決などが得意です。。

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携帯 090-8490-5606

後閑克己

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他人の失敗から学ぶ

私はこれまで数社に勤務した経験がある。
そして今になって、それらの企業に共通点がある事に気づいた。
その共通点とは、
・コンピュータ業界である
・当時の社長が事実上一人で創業
・ピーク時の社員数が20〜40人程
・一時期、前年度の数字から一気に倍になるような売上の伸びを経験している
・しかし現在では存在しないか、業務を大幅に縮小して数人規模の企業になっている

いずれの企業も一時的に大きく売上を伸ばしていながら、現在では解散もしくはそれに近い状況となっている。
現在では私自身が過去仕えてきた社長と同じような立場になった訳で、同じ轍を踏まないように彼らの失敗から多くの事を学ぶ事ができると思っている。

○私が分析する、急成長した理由
上記の3社はいずれも、過去の一時期業績の急成長を経験している。
これは、いくつか理由があるはずだが、その最大の要因は時代の流れに乗ったという事だと思う。
時代の流れはある意味津波のようなもので、好むか好まざるかにかかわらず、あるいは上手でも下手でもその中にいさえすればそれに乗って進んでいく事ができる。
特にコンピュータ業界は歴史の浅い産業であり、現在のビジネス効率を大幅に改善するとか、人手を大幅に削減する事ができるといったサービスに対して短期間で大きな重要が生まれる事は多い。
これはもちろんその経営者の手腕が反映された結果ではあるのだが、運とかラッキーという要素もかなり大きいはずで、好調な業績が自分の能力や経営センスのみから生み出されたと勘違いしてしまう経営者もいるはずだ。

○私が分析する、組織の解散またはそれに準じる結果になった理由
業績の急伸を経験しながら、その後企業を維持できない程の業績悪化に陥った要因は3人3様だ。
・女に走った
人はビジネスがうまくいって大きな所得を手に入れるようになったり、周囲から高く評価される結果をだしたりすると、自分が偉くなったように感じるのか、はたまた自分は他の凡人とは異なる特別扱いをされるべきだと勘違いしてしまうのか分からないが、社会通念上許されない行為をしてしまう人がいる。
人気の高い芸能人が薬物をやったりするのはまさにその典型的な例だが、私が勤務した経験のある企業の経営者もこのパターンで自滅した。
この人物も常識のある側近がいたはずだが、業績が伸びるに従ってそういった人たちの意見を聞く事も無くなっていったのだろう。
・企業規模に見合わない投資
これも急成長した企業が陥り易いワナだと思う。
手掛けてきたプロジェクトがどれもある程度の成功を収めていく中で自社の実力を過信し、規模に見合わない大きな金額を投資してしまう。
この企業はその後、その投資を回収すべくその分野の相場を大きく超える価格設定を行い、顧客からソッポを向かれるという結果を招いた。
また、別の社長はかなり無理をして自社ビルを新築したが、その支払いのために社員に無理なノルマ設定をするなどした結果、社員もビルも両方を失う事になった。
いずれの経営者も自社の経営理念や自分の使命を見誤り、売上最優先の経営に走ったり見栄をはったために堅実さを失ってしまった事が大きな失敗につながっている。

立地は重要じゃない

事業を行う上で、特に商品やサービスを販売するための店舗を持つなら立地が大切だと一般的には言われます。
実際、人がほとんど住んでいないような山奥では集客にも苦労するでしょうからこの考え方はある程度は正しいはずです。
商品やサービスを購入するのは人であり、野生動物に物を売る事はできません。

しかし、この"立地"というのはあくまでその企業や店の一つの属性でしかない事を忘れてはいけません。
この"一つの属性でしかない"事を過剰に評価してしまうと失敗します。

私の住んでいるエリアに魚屋があるのですが、その店は交通量の多い県道からから1本奥に入った、住民くらいしか通らない生活道路に面した場所にあります。
看板すら出していません。

駐車場も舗装されておらず、さらには枠線すらないので、店の脇の空いている場所に車を止めて買い物をします。
売り場面積は6畳間(3坪)?くらいで、品数も近くのスーパーの魚売り場と比べても1/10もありません。

店の繁盛はその立地が大きな要素を占めるという事が事実であれば、この魚屋に来店するのは自動車にも自転車にも乗れない、近所に住んでいる高齢の人などだけのはずです。

しかし実際には私も含めて多くの人が、品揃えが豊富で車の出入りもしやすいスーパーではなく、あえてこちらの店を選んでいます。それはなぜでしょうか?
その理由は簡単です。
そのお店に魅力があるからです。
店の主人が経験と腕で仕入れた鮮度の良い刺身を手ごろな価格で販売しているのが最大の魅力であり、これを目当てにかなりの遠方からもお客さんが来ているようです。

そもそも立地が良い、すなわち人通りの多い通りに面した場所なら成功する可能性が高いのであれば、イオンやけやきウォーク、スマーク伊勢崎といったショッピングモールに入っている店が撤退を余儀なくされる事などあり得ないはずです。

私の事務所から数分の場所にあるスマーク伊勢崎は食事をする事も多く、比較的多く訪れます。
正確な数値は調べていませんが、このモールが開店して2年経過していない現時点で、私が知る限り少なくとも20店舗以上が撤退しています。
また、表面上撤退していなくても、開店時から運営企業が変わっている店舗もあるみたいです。

さらには閉店こそしていないものの、赤字の連続で青息吐息のショップも相当数ありそうです。
そして、これらのお店に共通しているのは、"顧客から見て魅力がない" という事です。

店の魅力とは、すなわち人の魅力ではないかと思います。
つまり"魅力ある人"になる、これが商売の極意であり、逆に言えばそれ以外に商売を発展させる方法はないのだろうと思っています。

これじゃ空いていて当然

ある日の夜。
いつも利用して下さるお客様が事務所へ来て下さった。
依頼を受けた仕事は30分程で終了し、その後いつものように食事に行こうという話になった。
お客様からはこのところ急に寒くなったのでグラタンのような暖かい料理を食べたいのと希望が出た。
そして、今回はよく行く店とは違う店に行ってみたいという希望もあったため、数年前に数回行った事のあるお店を提案した。

行ったのは、あえて名前は出さないが、医師会病院の南側にあるイタリアンレストラン。
ちなみに、よく行くのは医師会病院の西側にあるお店だ。

本来なら稼ぎ時であるはずの給料日の後の週末の夜。
にもかかわらず先客は個室のように区切られた席に6人程のグループが1組だけ。
そのグループも騒ぐでもなく静かに食事をしていたため店内はガラーンとしていて、有線放送から流れているのであろう洋楽がやけに大きな音に聞こえていた。

応対に出てきた女性店員に喫煙するかを聞かれたので吸わない旨を伝えると、中央よりも奥の席に案内された。
店内で分煙になっているのだろうが、入口から見て奥側を禁煙席に設定するとは、この店の店長は喫煙者なのだろう。

席につくと我々は予定していた通りグラタンを注文するべくメニューを手に取った。
8種類ほどの中からお客様はエビとジャガイモのグラタン、私はスパゲティグラタンを注文した。

提供時間は10分ほどだろうか。
運ばれてきた料理は、見た目はそれなりにボリュームもあり、ホワイトソースにちょうどよい焦げ目がついていて美味しそう。
私は口の中が火傷しないように10分ほど放置してから食べ始めた。

フォークでホワイトソースを崩すと、すぐに中に埋まっている麺が現れた。
そして、麺を食べ進めていけば具材が出てくるだろうと考えていた。
ところが、半分程度食べても具材が出てくる気配がない。
私はしびれを切らして、半分ほど残っているホワイトソースを崩してみた。
結果、肉類や魚介類はもとより、キノコの類も全く入っておらず、かろうじて炒めたタマネギの切れ端が申し訳程度に入っているのみだった。

結局この料理は、耐熱皿に茹でた麺を山盛りにして、少量のタマネギを炒めてトッピングし、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いただけのものではないか。
しかもホワイトソースもコクがなく、業務用のレトルトか缶詰ではないかと思われた。
食材の推定原価は80円〜100円といったところだろう。
これが800円とは驚きだ。

量だけは多く、食べているうちに飽きがきたので粉チーズでもかけようと思ったら、なんとテーブルに置かれていない。
とにかくコストを徹底的に削減しようという方針が見てとれた。

作ってくれた人への礼儀や感謝の気持ちから出された料理は残さずに食べることにしている私でも、さずがにこれを全部食べる気持ちにはならなかった。

ちなみに一緒に行ったお客様が注文した料理も同じようなものだった。
帰りがけ、我々の後から来店した家族が注文したピザをちょうど店員が運んできたのだが、それにもほとんどトッピングがなく、何かの葉っぱが数枚とケチャップのようなソースのようなものが少量乗っているだけだった。

このあたりでは比較的長く営業しているこの店も、終焉の時が近い事を予感した出来事だった。

インチキは必ず廃れる

客先を訪問する際によく前を通るショッピングモールがある。
以前そこにパソコン教室が入っていたのだが、先日気づけば無くなっていて、その場所が1,000円の床屋に変わっていた。
私はこの状況を見て、なるほどと納得するものがあった。

実は以前に顧客の一人からこのパソコン教室に関して良くない評判を聞いた事があったのだ。
そのお客様はパソコンを習うべくその教室の門を叩き、勧められるがままにパソコンの購入(機種選定)から依頼したのだが、自分の所に届いたパソコンは最新の機種ではなく、その割には値段は安くないとの事だった。
その教室は電器店がフランチャイズ契約で運営していたのだが、どうやらそこが初心者だと侮って売れ残りの在庫を売りつけたらしい。

こういった行為はビジネスでは絶対に行ってはならない事であり、今回のように口コミでどんどん広がってゆく。
その結果が今回の教室閉鎖という結果になったのだろう。
同じ教室が東毛地区にもあったのだが、こちらも久しぶりに通ったらやはり看板が外されていた。

ネットワークが突然キレた

その日は朝から携帯電話が鳴った。
時々利用していただいている法人のお客様からだった。
普段使っているPCからプリンタへの印刷ができなくなったので見て欲しいという。
数日後に訪問する約束をして電話を切った。

こちらのお客様はネットワーク(LAN)内にPCが9台つながっている環境であり、プリンタも全てそのLANに接続されている。
なので印刷できなくなったのであれば、ネットワークに何らかの問題が生じている可能性がある。

数日後、約束の時間に訪問した。
担当の方に挨拶を済ませると、早速問題のPCを確認してみた。

まずはネットワークが正常かどうか。
これはWINDOWSのマイネットワークを開いてみれば問題が生じているかどうかは判断できるが、もっと簡単な方法がある。
ブラウザを起動してみれば良い。
ブラウザの画面にウェブサイトが正常に表示されれば、少なくともPC〜ルーター間及びルーターから先(WAN)は正常であると判断される。

という事で、まずはブラウザを起動させる。
数秒後、開いたウィンドウの中にはトップページとして設定されているポータルサイトは表示されず。
この段階でこのPCからルーターまでの間に何らかの問題がある事がほぼ確実となった。

次にやるべき事はPCのネットワーク情報の確認。
WINDOWSパソコンのIPアドレスやゲートウェイ(つまりルーターに割り当てられているアドレス)を画面に表示させるコマンドが "ipconfig"
スタート→アクセサリ→コマンドプロンプトで >ipconfig と打ち込むとネットワーク関連の情報が黒画面の中に表示される。
結果は media disconnected.

この場合のメディアとは恐らくLANポート(ケーブルの差し込み口)を示しているのであろうが、つまりこのメッセージは現在このPCのLANポートには何の信号も来ていませんよという意味。
以上の状況から、今回のトラブルはケーブルやハブなどの物理的な原因であると推測した。

可能性としては、
PC側LANポートの故障
ケーブルの断線やコネクタ部分の破損
ハブ本体の故障や電源系統のトラブル
などが考えられる。
但し、このPC以外は正常にネットワークに接続されているのからハブは正常と判断される。
となると、最も可能性が高いのはケーブルのトラブルである。

私はLANケーブルの様子を確認すべく、問題のPCの裏から出ているケーブルを追って行った。
すると間もなく、机の脇の影になっている箇所に異常を発見。

ケーブルの被膜が破れてしまっていて内部のワイヤーがむき出しになっている場所がある。
よく見てみるとどうやらネズミがかじった跡のようだ。
という事で持参したLANケーブルを交換して無事作業終了。

ネズミは電子機器の大敵なので、パソコンを安定して動作させるには小動物の駆除も必要だという教訓を得た案件だった。
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